「生徒会選挙に立候補することにしたけど、公約ってどうやって考えればいいんだろう…?」
そんなふうに悩んでいませんか?
生徒会の公約は、選挙で勝つためだけではなく、「当選したら何をしたいのか」をみんなに伝える大切なものです。
しかし、何を書けばいいのか迷ってしまう人も多いですよね。
そこで今回は、中学生向けに「生徒会公約の作り方」を分かりやすく解説します。
さらに、実際に使える公約の例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
【中学生向け】生徒会公約の考え方と書き方

具体的にどのように公約を作ればいいのか、解説していきます。
公約を考える前に大事なこと
公約を作る前に、まずは「学校のどんな点を改善したいか」を考えましょう。
自分が気になっていることだけでなく、クラスメートや友達の意見も聞くと、より多くの生徒に支持される公約になります。
また、実現できるかどうかも大切です。
学校のルールや先生方の意向を無視すると、どんなに良いアイデアでも実現できないことがあります。
なので、まずは、
- 「何を改善したいか」
- 「どうすれば実現できるか」
をしっかり整理しておきましょう。
公約の内容は具体的にする
公約を書くときは、できるだけ具体的にすることが大切です。
たとえば、
「学校をもっと楽しくします!」
というようなざっくりした公約では、どう楽しくするのか内容が全く分かりません。
ですが、
- 「昼休みに音楽を流します」
- 「図書室に新しい本を増やします」
などの公約であれば、内容がはっきりしているため、関心を持つ生徒が多く出る可能性があります。
このように公約内容を明確にすれば、
「この人ならやってくれそう!」
と、多くの生徒から思ってもらいやすくなるかもしれません。
わかりやすい公約の構成(例文付き)
公約は、次のような流れで書くと、わかりやすくなります。
- 現状の問題点を説明
- 具体的な改善策を提案
- それによって得られるメリットを伝える
例えば、「昼休みに音楽を流す」公約なら、
- 「昼休みの時間が静かすぎる」
- 「放送委員と協力して音楽を流す」
- 「リラックスできる雰囲気になる」
といった形です。
このような構成で伝えることで、多くの生徒が理解できるかもしれません。
中学生向け生徒会公約の例文20選

「どんな公約にしたらいいか全然思い浮かばないんだけど…。」
このような方向けに公約の例部を合わせて10種類、合計20個ご紹介します。
教室の空調環境を改善する
- 「夏場の暑さ対策として、扇風機や換気システムの活用を提案する」
- 「冬の寒さ対策として、カーテンの設置や防寒対策を強化する」
体育館やグラウンドの利用ルールを見直す
- 「体育の授業や部活動で効率よく使えるように、利用時間の調整を提案する」
- 「放課後のグラウンド開放時間を延長できるよう先生と相談する」
スマートフォンの使用ルールを柔軟にする
- 「休み時間や放課後のスマートフォン利用ルールを、生徒と先生で話し合う場を設ける」
- 「学習目的でのスマートフォン利用を一部解禁できるよう提案する」
傘立ての設置や雨の日対策を強化する
- 「雨の日に濡れた傘を置けるスペースを増やし、廊下の安全を確保する」
- 「通学時に傘が必要な人向けに、貸し出し用のビニール傘を用意する」
忘れ物対策として「忘れ物BOX」を設置する
- 「忘れ物を一時的に保管できる『忘れ物BOX』を設置し、持ち主が見つかりやすくする」
- 「忘れ物が多い教室で、先生と連携してルールを作る」
学校行事の記録を残しやすくする
- 「文化祭や体育祭の写真を展示できるスペースを作る」
- 「生徒会が学校行事の記録をまとめて、後輩にも参考にできるようにする」
校内の時計を見やすくする
- 「廊下や体育館に時計を増やし、時間が確認しやすい環境を作る」
- 「時間割やチャイムの時間をすぐに確認できる掲示を増やす」
忘れ物防止のアナウンスを導入する
- 「朝や放課後に、忘れ物がないかを呼びかけるアナウンスを行う」
- 「先生と協力して、帰る前に忘れ物チェックの時間を作る」
休み時間の過ごし方を多様化する
- 「体育館や校庭を交代で使えるようにして、外で遊ぶ生徒が増えるよう工夫する」
- 「雨の日でも楽しく過ごせるように、屋内の遊び場を用意する」
学校の防災対策を見直す
- 「避難訓練の内容を生徒からの意見を取り入れてより実践的にする」
- 「防災用品の備蓄状況を確認し、不足があれば改善を提案する」
まとめ
今回は、中学生向けに「生徒会公約の・考え方・書き方」と「生徒会公約の例文」をご紹介しました。
生徒会の公約は、選挙で勝つためだけでなく、「当選後に何を実現するのか」を伝える大切なものです。
みんなに共感してもらうためには、具体的で実現可能な公約を考えることがポイントになります。
そして、公約を作るときは、「学校のどんな点を改善したいのか」を整理し、現状の課題・解決策・メリットの流れでわかりやすくまとめてみましょう。
ちなみに、以下の記事では、
- 「公約が決まらない時のヒントや定番の例」
- 「公約でインパクトを残すコツ」
などをご紹介していますので、良ければ参考にしてみてください▼