クラスのスタートと同時に考える「学級目標」。
小学校6年生ともなると、クラスのみんなで意見を出し合って決めることが多いでしょう。
しかし、
「どんな目標がいいのかわからない…。どうやって決めたらいいんだろう?」
と悩んでしまうクラスは多いはず。
そこで今回は、小学校6年生らしい学級目標の作り方をわかりやすく説明します!
また、具体的な学級目標の例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
小学校6年生の学級目標の作り方

学級目標は、クラスのみんなが一年間どんなふうに過ごしたいかを決める大切なものです。
みんなで話し合いながら決めていきましょう。
どんなクラスにしたいか考える
まずは、どんなクラスにしたいのかを考えてみましょう。
一年間を通して、どんな雰囲気のクラスにしたいですか?
たとえば、
など、いろいろな考えがあるはずです。
「どんなことができたら、もっと楽しくなるかな?」
と考えると、アイデアが出やすくなります。
先生や友だちと話し合いながら、自分の思いを言葉にしてみることが大切です。
キーワードを出し合う
クラスの目標を決めるために、まずはキーワードを出してみましょう。
キーワードの例を以下に出してみますね!
- 「仲良し」
- 「助け合い」
- 「元気」
- 「チャレンジ」
- 「思いやり」
一人ひとりの意見を大事にしながら、黒板や紙に書き出してみると、どんな言葉がよく出てくるのか分かります。
そして、キーワードを考えるときは、次の工夫も試してみてください!
- 1人ずつ順番に言ってみる
- ペアやグループで話してから発表する
- 黒板や紙にどんどん書き出してみる
たくさんのキーワードが出たら、その中で特に大切だと思うものを選び、みんなで話し合いましょう。
みんなが覚えやすい形にまとめる
出てきたキーワードをもとに、学級目標を作ります。
このとき、大切なのは「みんなが覚えやすい形」にすることです。
たとえば、
- 「みんなで協力するクラス」
- 「力を合わせて最高のクラスに!」
のように、リズムよく短くすると覚えやすくなります。
他にも、
- 四字熟語を使う(「助け合い」「挑戦」「笑顔」「努力」など)
- みんなが元気になる言葉を入れる(「全力」「ピカピカ」「ワクワク」など)
- 目標が楽しく見えるようにする(「みんなが主役!」「元気100%!」など)
など、「この言葉を見ると、やる気が出る!」というような目標を考えてみましょう。
クラス全員で決定する
学級目標はクラス全員で決めることが大切です。
一部の人だけが決めるのではなく、みんなが納得できる目標にしましょう。
- 候補を3つくらいにしぼって、多数決で決める
- それぞれの目標のよいところを話し合って、1つにまとめる
「これならみんなで頑張れそう!」と思える目標が決まったら、最後はみんなで賛成の拍手をして決定しましょう。
学級目標が決まったら、
- 教室に大きく書いて貼る
- 毎朝みんなで読んでみる
- 学級新聞などに書いておく
などして、みんなで目標に向かってがんばってみてください!
小学校6年生の学級目標の例文

「何も思いつかないから、学級目標の例文を参考にしたい!」
こういう方もいると思いますので、小学校6年生向けの学級目標の例文を15個ご紹介します。
- 「6年生だからこそできることを全力で!」
- 「元気・挑戦・思いやり!最高の6年生に!」
- 「未来への一歩:みんなで築く希望のクラス」
- 「心をひとつに、共に乗り越えるクラス」
- 「みんなの先頭に立ち、全校を引っ張る6年生に!」
- 「最後の1年、思い出に残る最高の6年生へ!」
- 「感謝の気持ちを大切にし、卒業へ向かおう!」
- 「一人ひとりが輝く、最高のリーダークラスに!」
- 「“挑戦”と“努力”で、自分たちの可能性を広げよう!」
- 「下級生の手本として、優しさと思いやりを大切に!」
- 「挑戦し続ける6年生!あきらめずに全力を尽くそう!」
- 「責任・努力・感謝を大切にし、成長する1年にしよう!」
- 「6年生が変われば学校が変わる!手本となる行動を!」
- 「団結力No.1! みんなで協力し、最高のクラスへ!」
- 「“感謝”と“挑戦”を胸に、最高の1年を!」
学級目標を決めた後に大切なこと
学級目標を決めたら、それで終わりではありません。
大切なのは、その目標を忘れずに、毎日の学校生活の中で意識し続けることです。
せっかくみんなで話し合って決めた目標ですから、クラス全員で協力して達成できるようにしましょう。
学級目標を見えるところに掲示する
目標を決めても、すぐに忘れてしまっては意味がありません。
教室の黒板の上や掲示板など、みんながいつでも見られる場所に貼っておきましょう。
朝の会や帰りの会で確認したり、月ごとに振り返る時間を作るのもおすすめです。
目標に向かって具体的に行動する
目標を達成するために、どんなことができるかを考え、行動に移すことが大切です。
たとえば、「思いやりのあるクラスにする」という目標なら、
「困っている人がいたら声をかける」
「優しい言葉を使う」
といった行動が必要になります。
クラス全員で「どんなことができるか」を話し合ってみましょう。
みんなで振り返りをする
目標に向かってクラスがどのくらい成長しているか、定期的に振り返ることも大切です。
月に1回、学級会などで、
「今のクラスは目標に向かって進めているか?」
を話し合い、できていることや改善点を確認しましょう。
先生や下級生にも伝えてみる
先生や下級生にも伝えることで、「6年生らしい行動をしよう!」という意識が高まります。
学校のリーダーとして、目標をしっかり守る姿を見せられるとよいですね。
まとめ
今回は、小学校6年生らしい学級目標の作り方と学級目標の具体例をご紹介しました。
学級目標は、クラスのみんなが楽しく、充実した1年間を過ごすための「約束」です。
そして、6年生は学校の最高学年として、下級生のお手本となる大切な立場です。
決めた目標を意識しながら、毎日を大切に過ごしましょう。