
体育祭の開会式で、生徒会長として挨拶をすることになったけど、何を話せばいいのかわからない…。
このように悩んでいませんか?
このページでは、開会式の挨拶文の書き方のコツと、すぐに使える例文をわかりやすく紹介します。
どんな流れで話せばいいのか、どんな言葉を入れると伝わりやすくなるのかも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
「緊張するけど、かっこよく話したい!」そんなあなたに役立つ内容です。
体育祭・開会式|生徒会長挨拶の書き方のコツ

挨拶は「序文・本文・締め」の3つに分けて考えると、すごく作りやすくなります。
これから、それぞれのパートでどんなことを入れたらいいのかをわかりやすく説明していきます!
序文:スローガンやテーマを取り入れる
あいさつの最初の部分(=序文)は、体育祭のスローガンやテーマにふれて始めると、話にまとまりが出て、聞いている人にも伝わりやすくなります。
たとえば、今年のスローガンが「全力!笑顔!一致団結!」だとしたら、
「今年の体育祭のスローガンは『全力!笑顔!一致団結!』です。」
「この言葉には、仲間と力を合わせて思いっきり楽しもう、という気持ちが込められています。」
のように、スローガンを紹介して、そこに自分の思いや期待を少しだけ加えるのがポイントです。
序文は短めでOKです。
しかし、体育祭全体の雰囲気をつかむ大事なパートなので、明るくハキハキと話すことも意識しましょう!
本文:士気を高め、準備への努力を振り返る
あいさつの真ん中の部分(=本文)では、みんなの気持ちをひとつにするような言葉や、これまでの努力をふり返ることが大切です。
ここでは、仲間への呼びかけと、準備期間にがんばってきたことを中心に話してみましょう。
ポイント1:仲間への呼びかけ
この体育祭は、生徒みんなで作り上げる行事です。
だからこそ、仲間に向けて一体感を高めるような言葉を入れると、聞いている人のやる気もアップします。
たとえば、
「今日は、クラスや学年の枠をこえて、みんなで力を合わせて最高の体育祭にしましょう!」
など、協力・全力・応援などのキーワードを使って、みんなの気持ちを前向きにするような言葉を意識するといいですよ。
ポイント2:準備期間の努力を具体的に
体育祭本番までには、リーダー会や応援練習、道具作りなど、たくさんの準備があったと思います。
そのがんばりを具体的にふり返ることで、会場にいるみんなが「今日まで頑張ってきたな」と実感できる内容になります。
たとえば、
「暑い中、何度も応援練習をしてきたことや、放課後まで残って道具を作ってくれた人たちのおかげで、今日という日を迎えられました。」
というふうに、具体的な場面やエピソードを入れると、あたたかみのある言葉になります。
締め:感謝の気持ちを伝える
あいさつの最後には、感謝の気持ちを伝える言葉を入れるのがポイントです。
体育祭は生徒だけでなく、先生方や保護者、地域の方など、たくさんの人の支えがあって成り立っています。
だからこそ、
「このような素晴らしい体育祭を開くことができたのは、先生方のご指導や、保護者・地域の皆さまのご協力があってのことです。本当にありがとうございます。」
といったように、支えてくれた人への感謝をしっかり伝えることで、あたたかく締まった挨拶になります。
最後に、
「今日は、みんなで最高の思い出をつくりましょう!」
のように、前向きな言葉で締めると、聞いている人の気持ちも明るくなります。
体育祭・開会式|生徒会長挨拶の例文

ここでは、生徒会長のあいさつに使える例文を3つ紹介します。
どれもシーンに合わせて使いやすい内容になっているので、自分らしい言葉を考えるときの参考にしてみてください!
例文1:丁寧でまじめな挨拶文
<序文>
みなさん、おはようございます。
本日は、第○○回体育祭にご参加いただき、ありがとうございます。
今年のスローガンは「心を一つに、全力で楽しもう」です。
このスローガンには、クラスや学年をこえて協力し、みんなで最高の体育祭にしようという思いがこめられています。
<本文>
これまで、各クラスでの応援練習やリーダー会、競技の準備など、本当にたくさんの努力を重ねてきました。
放課後や休み時間を使って取り組んだ人も多く、それぞれが体育祭に向けて真剣に準備してきたと思います。
今日は、その成果を思いきり発揮する日です。
勝ち負けも大事ですが、一番大切なのは、みんなで力を合わせて楽しむことです。
応援する人も、競技に出る人も、全力でこの一日を楽しみましょう!
<締めの言葉>
最後になりますが、今日この体育祭を開催するにあたり、ご指導くださった先生方、準備にご協力いただいた保護者の皆さま、地域の方々に心より感謝申し上げます。
みなさんにとって、思い出に残る一日になることを願い、開会のあいさつとさせていただきます。
2025年△月△日 生徒会長△△△△
例文2:元気で親しみやすい挨拶
<序文>
みなさん、おはようございます!
今日は、ずっと楽しみにしていた体育祭当日です!
今年のスローガンは「笑顔と全力で、最高の一日に!」
このスローガンの通り、今日一日は、笑顔を大切にして、どの競技にも全力でチャレンジしていきましょう!
<本文>
ここまでの準備、本当におつかれさまでした。
クラスのみんなと声をそろえて応援練習をしたり、暑い日でもリーダーが率先して練習を引っぱってくれたり、
それぞれが体育祭のために頑張ってきたことは、間違いなく今日の力になります。
緊張している人もいるかもしれませんが、まわりの応援や仲間の笑顔がきっと力になるはずです。
勝っても負けても、全力を出し切った人が一番かっこいいと思います!
<締めの言葉>
この体育祭が無事に開催できているのは、先生方や保護者の皆さま、地域の方々のおかげです。
準備やサポート、本当にありがとうございます。
それでは、みなさん!けがに気をつけて、元気いっぱい、楽しい体育祭にしていきましょう!
よろしくお願いします!
2025年△月△日 生徒会長△△△△
例文3:みんなの心に残る感動系の挨拶
<序文>
みなさん、おはようございます。
今日はいよいよ体育祭本番。たくさんの想いがつまった一日が、いま始まろうとしています。
今年のスローガンは「つながる心、ひとつの力」。
この言葉には、どんなときも仲間と心をつなぎ、助け合いながら前に進もうという気持ちがこめられています。
<本文>
この日のために、私たちはたくさんの時間をかけて準備してきました。
暑い中での練習、意見がぶつかってうまくいかなかった日もありました。
それでもあきらめずに支え合い、今日という日を迎えられたことは、みんなの努力のたまものです。
体育祭は、勝ち負けだけじゃなく、ひとりひとりの思い出をつくる大切な行事です。
応援してくれる声、競技に出る勇気、一生懸命走る姿──
そうした一つひとつが、きっと誰かの心に残るはずです。
<締めの言葉>
最後になりますが、この体育祭を開催するにあたり、ご協力いただいた先生方、保護者の皆さま、地域の方々に心より感謝申し上げます。
みなさんにとって、今日が笑顔と感動でいっぱいの一日になりますように。
これで、開会のあいさつとさせていただきます。
2025年△月△日 生徒会長△△△△
まとめ
今回は、体育祭・開会式の挨拶文の書き方のコツと、例文についてご紹介しました。
体育祭の開会式での生徒会長のあいさつは、「序文」「本文」「締め」の3つの流れを意識すれば、誰でもしっかりと話すことができます。
- 序文:スローガンやテーマを紹介
- 本文:仲間への呼びかけや準備の努力をふり返る
- 締め:先生や保護者、地域の方への感謝を伝える
この記事で紹介した例文やポイントを参考にして、あなただけの言葉で、自信をもって挨拶してみてください!
ちなみに、体育祭・閉会式の生徒会長挨拶の例文などは、下記の記事で紹介していますので、良ければ参考にしてみてください▼