体育祭が終わると、いよいよ最後を締めくくるのが「閉会式」。
その中でも、生徒会長の挨拶は、学校全体の気持ちをまとめる大切な場面です。
ですが、

感動的に締めたいけど、なんて言えばいいか分からない…。
と悩む方も多いかもしれません。
そこで今回は、体育祭・閉会式の生徒会長挨拶に使える例文と、挨拶文を書くポイントについて説明していきます。
感動と余韻を残せる挨拶にしたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
体育祭・閉会式|生徒会長挨拶の基本構成と書き方のポイント

閉会式の生徒会長の挨拶は、「序文」「体育祭の感想」「成果の振り返り」「締めの言葉」の4つの要素を軸に構成すると、まとまりのある内容になります。
これから各パートにどんな内容を盛り込めばよいのか、わかりやすく解説していきます!
序文(冒頭のあいさつ)
挨拶のはじめには、まず体育祭を最後までやりきったみなさんへのねぎらいや感謝の言葉を伝えましょう。
たとえば、
- 「今日は暑い中、最後まで本当におつかれさまでした」
- 「みんなの一生けん命な姿がとても印象的でした」
など、全体に向けて気持ちのこもった一言があると、聞いている人の心に響きます。
また、先生方や運営に関わった人たちへの感謝の気持ちを少し入れると、より丁寧な印象になります。
たとえば、
「準備やサポートをしてくださった先生方、本当にありがとうございました」
など、シンプルなもので大丈夫です。
この序文で、聞いている人たちに「ちゃんと気持ちを込めて話しているな」と思ってもらえると、続く言葉もより伝わりやすくなりますよ。
体育祭の感想
体育祭全体を振り返って、
- 「どんな場面が印象に残ったか」
- 「みんながどんなふうに頑張っていたか」
などを伝えましょう。
たとえば、
- 「リレーで最後まで全力で走っていた姿がかっこよかった」
- 「応援団の声やダンスがとても盛り上がっていた」
など、具体的な場面をひとつふたつあげると、聞いている人も共感しやすくなります。
また、競技に出た人だけでなく、裏方として動いてくれた係の人たちにもふれると、全体をしっかり見ていたことが伝わります。
たとえば、
「準備や片付けをしてくれた人たちの支えがあって、体育祭がうまくいったと思います」
などの一言があるだけでも印象が変わってきます。
思ったことを素直に、自分の言葉で表現することが大事なポイントです!
体育祭を通して得たもの(成果)
体育祭を通じてみんながどんな成長をしたのか、どんなことを学んだのかを伝えるとよいでしょう。
たとえば、
- 「仲間と声をかけ合って協力することの大切さを感じた」
- 「一つの目標に向かって頑張ることでクラスの団結力が深まった」
といったように、行事を通して得られた“心の成長”や“チームワーク”などにふれると、挨拶に深みが出ます。
また、
「毎日の練習を重ねたからこそ、本番で力を出しきれた」
など、努力の成果についてふれるのもいいでしょう。
自分たちの頑張りをしっかり認めることで、達成感や誇りが伝わります。
ただの「楽しかった」で終わらせず、「だからこそ、これからにどうつなげていきたいか」という前向きな気持ちがあると、より良い印象になります。
締めの言葉(感謝と今後への意気込み)
最後のパートでは、体育祭を支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを伝えると、とても丁寧で気持ちのこもった挨拶になります。
たとえば、
- 「応援に来てくださった保護者の皆さん、本当にありがとうございました」
- 「地域の方々や先生方のサポートがあったから、今日を無事に終えることができました」
といった一言を入れるのがおすすめです。
また、体育祭で得た経験を今後の学校生活にどう生かしていきたいかにも少しふれると、前向きな印象で締めくくることができます。
たとえば、
「体育祭を通して実感した協力の大切さを、今後の学校生活にも生かしていきたいです」
といった形がよいでしょう。
そして最後は、
- 「今日は本当にありがとうございました」
- 「これからもよろしくお願いします」
といった感謝の言葉でしめると、聞いている人にも気持ちが伝わりやすくなります。
体育祭・閉会式|生徒会長挨拶の例文

体育祭・閉会式での生徒会長の挨拶に使える例文を2つ紹介します。
この例文をもとに、自分らしい言葉にアレンジしてみてください!
例文①:丁寧で伝わりやすい挨拶
<序文>
皆さん、今日は一日、本当におつかれさまでした。
暑い中でも、最後まで全力で取り組む姿がとても印象的でした。
また、朝早くから準備や運営に関わってくださった先生方にも、心から感謝いたします。
<体育祭を終えた感想>
どの競技も白熱していて、応援の声や仲間への励ましの言葉がたくさん飛び交う、素晴らしい体育祭だったと思います。
特にリレーや綱引きなど、クラス全員が一つになって頑張っている姿がとても感動的でした。
競技に出ていない人も、応援や係の仕事を一生けん命に取り組んでいて、みんなでつくりあげた体育祭だったと感じました。
<体育祭で得た成果>
今回の体育祭を通して、私たちは「協力することの大切さ」や「努力を続けることの強さ」を改めて学ぶことができました。
思うようにいかない場面もあったかもしれませんが、それでも最後までやりきったことで、自分たちの成長を感じられた人も多いのではないかと思います。
この経験は、これからの学校生活や、いろいろな場面できっと役に立つはずです。
<締めの言葉>
本日は、私たちの体育祭を見守り、応援してくださった保護者の皆さま、地域の皆さま、本当にありがとうございました。
そして、日々の準備や当日の運営をしてくださった先生方にも、心から感謝いたします。
この体育祭で得た思い出や学びを大切にして、これからの学校生活も、よりよいものにしていきましょう。
本日は、本当にありがとうございました。
例文②:みんなの心に残る感動系の挨拶
<序文>
みなさん、今日は本当におつかれさまでした。
朝から全力で走って、応援して、笑って、悔しがって――そんな姿を見ていて、私は何度も胸が熱くなりました。
<体育祭を終えた感想>
競技で勝ったときの喜びや、うまくいかなかったときのくやしさ。
どれも、その場にいたみんなの「本気」があったからこそだと思います。
仲間に声をかけたり、手を取り合って励まし合ったり、体育祭の中でたくさんの“つながり”が生まれていました。
<体育祭で得た成果>
この体育祭を通して、私は「一人じゃできないことも、仲間となら乗りこえられる」っていうことを、改めて実感しました。
全員が同じ方向を向いて、支え合って、声をかけ合って、だからこそ今日という1日がこんなにすばらしい時間になったんだと思います。
<締めの言葉>
応援してくださった保護者の皆さま、そして、たくさん準備や運営をしてくださった先生方、本当にありがとうございました。
今日という1日を、きっと私はずっと忘れません。
この体育祭で感じたこと、学んだことをこれからの毎日に生かして、みんなでまた一歩ずつ前に進んでいけたらいいなと思います。
本当に、ありがとうございました。
まとめ
今回は、体育祭・閉会式の生徒会長挨拶に使える例文と、挨拶文を書くポイントについてご紹介しました。
体育祭の閉会式での生徒会長の挨拶は、全体をねぎらい、感謝を伝え、行事の締めくくりとして大切な役割を持ちます。
ポイントは、「序文」「感想」「成果」「締めの言葉」の4つを意識して、自分の言葉で伝えることです。
この記事の例文や書き方を参考にして、あなたらしい言葉で、心のこもった挨拶を考えてみてください。
ちなみに、体育祭・開会式の生徒会長挨拶の例文などは、下記の記事で紹介していますので、良ければ参考にしてみてください▼