作文・感想文

小学生のための修学旅行感想文の書き方・例文まとめ|はじめてでも大丈夫!

小学生の感想文|修学旅行の書き方と例文 作文・感想文
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修学旅行に行ったあとは、たのしかったことやびっくりしたことが、たくさん思い出にのこっていると思います。

その気持ちを、ことばにして書くのが「感想文」です。

ただ、

  • 「なにから書けばいいの?」
  • 「うまく書けるかな…」

と心配になる人もいるかもしれません。

でも、大丈夫!このページでは、感想文のかんたんな書き方や、お手本になる例文をしょうかいします。

自分の感じたことを、自分の言葉で書くことがいちばん大切です。

このガイドを読めば、はじめてでもきっとステキな感想文が書けますよ!

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感想文ってなに?どう書けばいいの?

感想文は、こころが動いたことを書く「作文」のひとつ

感想文(かんそうぶん)は、体験(たいけん)したことや見たことに対して、じぶんの気もちや考えをまとめて書く文章です。

とくに修学旅行の感想文では、

  • 「たのしかったこと」
  • 「びっくりしたこと」
  • 「うれしかったこと」

など、心が動いた場面をえらんで書くのがポイントです。

ふつうの作文のように、「じゅんばん」や「文のつながり」も大切です。

しかし、感想文ではそれ以上に、じぶんが感じたことを、じぶんの言葉で書くことが大切です。

「正しい答え」はないので、正直な気もちを大事にしましょう。

むずかしく考えなくてOK!

「なんて書けばいいかわからない…」

このように思って、手が止まってしまう人もいるかもしれません。

でも、むずかしく考える必要はありません!

感想文は、「上手なことばを使うこと」よりも、そのとき何を思ったのかを、すなおに書くことが大事なんです。

たとえば、

  • 「○○がきれいだった」
  • 「○○でわくわくした」

など、そのときの気もちをそのまま書いてOK。

じぶんの感じたことを、じぶんのペースで書いていきましょう。

ポイントは「①いつ②どこで③だれと④なにをして⑤どう思ったか」

感想文を書くときは、この5つのことを思い出してみてください▼

  • いつ:それは何月何日だった?
  • どこで:どんな場所に行った?
  • だれと:いっしょにいた人は?(友だち・先生など)
  • なにをして:そのとき、どんな体験をした?
  • どう思ったか:そのとき、じぶんの気持ちはどうだった?

この「5つのきほん」をメモしてから書きはじめると、何を書くかがはっきりして、感想文がスラスラ書きやすくなります。

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小学生が修学旅行の感想文を書く前にやっておくといいこと

感想文を書きはじめる前に、すこしだけ「じゅんび」をすると、ぐっと書きやすくなります。

いきなり原こう用紙にむかうのではなく、まずは思い出をふりかえってみることが大切です。

ノートに「心にのこったことベスト3」を書き出す

修学旅行では、いろんなことを体験したと思います。

「たのしかった!」「すごい!」「ちょっとこわかった…」など、心にのこった場面を思い出してみましょう

まずは、ノートやメモ用紙に、心にのこったできごとを3つえらんで書いてみてください。

たとえば、

  • 金閣寺のきんぴかの建物を見たとき
  • 友だちとバスでうたを歌ったとき
  • おみやげを買うときにまよったこと

など、どんなことでもOKです。

「なにを書こう…」とこまったときは、このベスト3リストがヒントになります。

どうして心にのこったか、理由も書いてみよう

できごとを書いたら、そのときの気もちや理由もいっしょに書いてみましょう。

たとえば、

  • 金閣寺を見て「ほんとうに金色でびっくりした。写真よりずっときれいだった」
  • バスの中で「みんなで大わらいして、いつもより友だちと仲よくなれた気がした」

など、「なにを思ったか」「なぜ心にのこったか」を書くと、感想文がもっとじぶんらしくなります。

これは、感想文の「なかのぶぶん(本文)」を書くときにとても役立ちますよ。

写真やしおりを見ながら思い出すと書きやすい!

「ちょっと思い出せないかも…」

こういうときは、写真や修学旅行のしおりを見てみましょう。

見るだけで「そうそう!あのとき○○があった!」と、いろんなことがよみがえってきます。

また、しおりのスケジュールを見て、「あの日の午前はどこに行ったっけ?」とじゅんばんに思い出すのもオススメです。

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修学旅行の感想文のかんたんな書き方

感想文を書くときは、「はじめ」「なか」「おわり」の3つのぶぶんに分けて考えると、とても書きやすくなります。

この順番で書けば、読んだ人にもじぶんの体験や気持ちがわかりやすく伝わりますよ!

① はじめ(体験のきっかけ)

まずは、修学旅行に行った日や場所、じぶんの気もちをかんたんに書きましょう。

ここがいわゆる「書き出し」の部分です。

例を書くと、次のようになります。

「6月に、私たちは修学旅行で奈良と京都に行きました。行く前からとても楽しみにしていて、どんなことを体験できるかワクワクしていました。」

このように、

  • 「いつ・どこに行ったか」
  • 「どんな気もちだったか」

を書くと、読んだ人にとっても分かりやすいスタートになります。

この「書き出し」について、もっと知りたい人は、こちらもチェックしてみてね▼

② なか(心にのこったできごと)

つぎに、いちばん心にのこったできごとをえらんで、それについてくわしく書きましょう。

楽しかったこと、びっくりしたこと、気づいたことなど、自分の気持ちが動いた場面を中心にすると感想文らしくなります。

感想文がスラスラ書ける「起承転結」の流れ

感想文には「起承転結(きしょうてんけつ)」という4つのステップがあります。

むずかしく見えるけれど、じつはとっても書きやすくなるヒントなんです。

起承転結(きしょうてんけつ)の4ステップ
  • ステップ1
    【起】

    「いつ・どこで・何をしたか」を書く
    → これは「はじめ」の部分ですね。

  • ステップ2
    【承】

    体験したこと・見たことをくわしく書く
    → たとえば「金閣寺を見て、思っていたよりずっと金ぴかでおどろいた」など。

  • ステップ3
    【転】

    そのときに思ったこと・気づいたことを書く
    → 「外国の人にも人気があると知って、すごい場所なんだと思った」など。

  • ステップ4
    【結】

    感想や、全体のまとめを書く
    → これは次の「③ おわり」にあたります。

「いちばん楽しかったこと」にしぼると書きやすい!

「いろいろありすぎて、どこから書けばいいかわからない…」

と思ったら、ひとつだけをえらんで、くわしく書くのがコツです。

たとえば、

  • おみやげ屋さんで買い物したときのこと
  • バスの中で友だちと話したこと
  • お寺のガイドさんの話にびっくりしたこと

など、心にのこった体験を「そのときの気もち」といっしょに書きましょう。

そのほうが、じぶんらしい感想文になりますよ!

③ おわり(まとめ・学んだこと)

最後は、その体験をとおして思ったことや、学んだことをまとめましょう。

  • 「行ってよかった」
  • 「友だちとの時間がとても楽しかった」

など、前向きな気持ちでしめくくると、とてもよい感想文になります

たとえば、

「修学旅行をとおして、日本のれきしについてもっと知りたいと思いました。これからも、友だちとの思い出を大切にしたいです。」

このように、

  • 「また行きたい」
  • 「もっと知りたい」
  • 「〇〇が好きになった」

など、体験をとおして気づいたことを書くと、読み手にも思いが伝わります。

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小学生が修学旅行の感想文を書くときのコツ

ここでは、小学生でも感想文がスラスラ書ける3つのコツをしょうかいします。

むずかしい言葉を使わなくて大丈夫!

感想文では、自分の気もちを正直に書くことがいちばん大切です。

「かっこいい言い方をしなきゃ」「漢字をいっぱい使わなきゃ」と思うひつようはありません。

たとえば、こんなふうに書いてしまうと、ちょっとかたく聞こえるかもしれません。

「わたしは非常に感動しました」

でも、ふだんの話し方に近いこんな言い方なら、気もちがしっかり伝わります。

「わたしはとってもびっくりして、心にのこりました」

むずかしいことばよりも、自分がふだん話しているような言葉のほうが、読む人にしっかり伝わりますよ。

「〇〇が楽しかった」だけで終わらせない

「〇〇が楽しかったです。」

だけだと、読む人に「どんなところが楽しかったのか?」が伝わりません。

そこで、「どうしてそう思ったのか?」「どんな気もちだったのか?」をくわしく書いてみましょう。

たとえば、「楽しかった」とだけ書くと、こんなふうになります。

「おみやげを買うのが楽しかったです。」

でも、どうして楽しかったのか?どんな気もちだったのか?まで書いてみると、こんなふうにふくらませることができます。

「おみやげを買うときに、家族のことを思い出して、どれにしようかすごくまよいました。でも、喜んでもらえたのでうれしかったです。」

このように、気もちや理由をいっしょに書くと、感想文がもっとじぶんらしくて伝わる文章になります!

書いたあとは、先生や家の人に見てもらおう

感想文を書き終わったら、先生や家の人に読んでもらうのも大切です。

読んでもらうことで、

「もっとこうするとよくなるよ」

とアドバイスがもらえたり、自分では気づかなかったところが見つかったりします。

また、「ここがすてきだね!」とほめてもらえると、自信にもつながりますよ!

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【小学生用】修学旅行の感想文の例文

「どんなふうに書けばいいのか、ぜんぶの流れを見てみたい!」

そんなふうに思う人もいるかもしれませんね。

ここでは、はじめからおわりまでしっかり書かれた感想文の例文を紹介します。

文章の流れや書き方のヒントにしながら、じぶんの思い出を、じぶんの言葉でまとめてみましょう!

例文:京都・奈良に行った修学旅行

6月のはじめ、私たちは修学旅行で京都と奈良に行きました。

はじめての見学旅行だったので、前の日からとてもわくわくしていました。

いちばん心にのこっているのは、奈良の東大寺に行ったときのことです。

思っていたよりずっと大きなお寺で、大仏の大きさにおどろきました。

しずかな中で、大きな仏さまを見ていると、なんだか気もちが落ちついて、すごくすごい場所に来たんだなと思いました。

また、友だちといっしょにおみやげを選んだり、バスの中でゲームをしたりしたのも楽しかったです。

いつも学校で会っている友だちと、ちょっとちがう時間をすごせたのがうれしかったです。

修学旅行で、れきしの大切さや、日本にあるすばらしい文化を見て、もっといろいろなことを知りたいと思いました。

たのしいだけじゃなく、学びもいっぱいあった旅行でした。

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まとめ

今回は、小学生のための修学旅行感想文の書き方や例文について紹介しました。

修学旅行の感想文は、「うまく書こう」と思いすぎなくて大丈夫です。

大事なのは、じぶんが見たこと・感じたことを、じぶんの言葉で書くこと。

「はじめ」「なか」「おわり」の3つに分けて、心にのこったできごとや気もちを思い出しながら書いてみましょう。

書く前にノートにメモをしたり、写真を見たりすると、もっと書きやすくなりますよ。

このページのコツや例文をヒントに、自分だけの感想文にチャレンジしてみてくださいね!

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