作文・感想文

【高校生向け】修学旅行の感想文の書き方&例文を分かりやすく解説!

修学旅行の感想文|高校生向けの例文・書き方 作文・感想文
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「修学旅行」に行った後に課題として出される「感想文」。

自分が感じたことや心に残った出来事を、自分の言葉で自由に書く文章ですが、

  • 「何を書けばいいのか分からない…」
  • 「感想文ってどう始めたらいいの?」

と悩んでしまう人も少なくないはず。

そこで本記事では、高校生向けに修学旅行感想文の書き方やコツ、実際の例文まで、わかりやすくご紹介します。

「自分らしい言葉」で素直な感想文が書けるように、ぜひ参考にしてみてください。

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修学旅行の感想文|高校生でも書きやすいテーマの選び方

感想文を書くときにまず悩むのが、「何について書こう?」というテーマ選びです。

しかし、もっとシンプルに考えて大丈夫です。

大事なのは、自分が「心に残った」と思ったことを選ぶことです。

振り返りのコツは「写真」や「LINE」を見返すこと

いきなり感想を書こうとすると、思い出せないことも多いはず。

そんなときは、スマホの写真フォルダを見てみましょう。

撮った景色、食べ物、友達の笑顔。

それらを見ているうちに、「あ、このとき楽しかったな」と思い出がよみがえってきます。

また、修学旅行中の友達とのLINEや、配られたパンフレット・しおりなども振り返りに使えます。

ちょっとしたやりとりやメモが、意外といい感想文のヒントになるんです。

高校生でも書きやすいテーマの例

以下のようなテーマなら、自分の気持ちをのせて書きやすくなります。

一番楽しかったスポット

例:京都の清水寺、東京ディズニーランド、沖縄の海など

→「きれいだった」「テンションが上がった」など、そのときの感情を思い出しながら書けます。

印象に残った出来事

例:夜の班行動で迷子になって焦った話、バスの中でみんなで歌ったこと

→少しハプニングがあった方が、エピソードとして面白く書けます。

感動した体験

例:旅館のスタッフさんが親切にしてくれたこと、現地の人とちょっとした交流があった話、友達との絆を感じた瞬間など

→「人の優しさに触れた」「自分って友達に恵まれてるなと実感した」など、ほっこりするような気持ちを書くと読み手にも伝わりやすくなります。

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修学旅行の感想文の書き方テンプレート|簡単な構成例

ここでは、高校生でも書きやすい3つのパートに分けたテンプレートをご紹介します。

【1. 書き出し】

感想文を書くときに、いちばん悩むのが「最初の一文」じゃないでしょうか。

ですが、感想文の書き出しには、以下ののパターンがあります。

  • 心に残っていることから始める
  • 場所+修学旅行を楽しみにしていた気持ちから始める
  • 一番伝えたいことを最初に書く
  • 全体の感想・まとめから入る

例文を順番に紹介していきます。

「心に残っていること」から始める書き出し例

「今回の修学旅行で、一番心に残っていること。それは○○の○○です。」

「場所」+「修学旅行を楽しみにしていた気持ち」の書き出し例

「私たちの修学旅行は、○○へ行くことになりました。修学旅行の前日の夜、私は楽しみな気持ちでなかなか眠ることができませんでした。」

「一番伝えたいこと」を最初に書く書き出し例

「この修学旅行を通して、私は○○を忘れてはいけないと気づきました。」

「全体の感想・まとめ」から入る書き出し例

「今回の修学旅行に参加して、楽しいだけでなく、自分にとって大きな学びにもなりました。」

この4つのパターンをおさえておけば、書き出しがスムーズにできますよ。

ちなみに、以下の記事では、書き出しの他の例文などを紹介しているので、参考にしてみてください

【2. 本文】

次に、自分が一番心に残っている出来事を取り上げます。

「どんなことがあって、どんな気持ちになったか」

について、できるだけ具体的に書きましょう。

また、その時の様子を思い出しながら、

  • 「誰といたか」
  • 「どんな空気だったか」

なども入れると、よりリアルな文章になります。

もし迷ったら、「なぜそれが印象に残ったのか?」を自分に問いかけてみるとヒントが見つかります。

以下に例文を挙げます。

〇〇で見た景色がとてもきれいで、思わず写真を何枚も撮りました。普段はあまり自然にふれることがないので、新鮮で心がすっきりした気がしました。友達と景色を見ながら話した時間も、すごく大切な思い出です。

五感(見た・聞いた・感じた)を使って表現すると、感想に深みが出ますよ。

【3. まとめ】

最後は、その体験を通して得た気づきや、今後に活かしたいことを書きます。

この部分では、自分の成長や変化について考えてみると、感想文としての締まりが良くなります。

「これからどうしたいか」など、少し先の自分に向けた言葉を入れるのもおすすめです。

以下に例を挙げます。

今回の旅行で、自然の美しさや仲間との時間の大切さを改めて感じました。普段の生活でも、もっとまわりの景色や人とのつながりを大事にしていきたいです。

ここでは少しだけ「自分なりの考え」を入れるのがポイントです。

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修学旅行の感想文で感情を伝えるコツ

ここでは、感想文で感情をしっかり伝えるためのコツを紹介します。

「楽しかった」で終わらせず、具体的な場面を入れる

たとえば「楽しかった」という気持ちを書きたいときは、

“どんな場面が楽しかったのか”

を思い出して、そのときの出来事と一緒に書いてみましょう。

例を挙げると、次の通り。

清水寺からの景色がとてもきれいで、思わず「綺麗だ」と声が出てしまいました。写真を撮ったり、友達とおみくじを引いて大笑いした時間が、本当に楽しく感じられました。

このように「どこで・誰と・何があったか」を具体的に書くと、楽しさの理由がしっかり伝わります。

自分の変化を入れてみると、深みが出る

「感動した」「驚いた」という気持ちをより印象的に書くには、

「普段の自分と比べてどうだったか」

を書くのも一つの方法です。

例を挙げます▼

ふだんはあまり写真を撮らない自分ですが、この日は夢中でシャッターを押していました。それだけ、自分にとって特別な景色だったんだと思います。

こういう風に「自分らしさ」と「そのときだけの特別さ」を比べると、感情のリアルさが伝わります。

感じたことを「気づき」や「学び」につなげる

感想文の中に、ちょっとした「気づき」や「学び」を入れると、読んだ人の印象に残りやすくなります。

一例を挙げます▼

昔の町並みを歩きながら、「今の便利な生活はこういう歴史の上にあるんだな」と思いました。歴史の授業ではわからなかったことが、実際にその場所に行って初めて実感できた気がします。

こうした表現を使うと、その体験が自分にとってどう意味があったかを伝えやすくなります。

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修学旅行の感想文の例文【高校生向けサンプル】

ここでは、高校生向けの修学旅行の感想文の例文を2つ紹介します。

  • 「何を書けばいいかわからない」
  • 「文字数が合うか不安…」

という人の参考になるように、文字数の少ないもの(400文字)多いもの(700文字)の2パターンを用意しました。

書き方の流れや言葉の使い方などを見ながら、自分に合った書き方のヒントにしてみてください。

修学旅行の感想文の例文1(文字数:400)

題名「心に残った沖縄の青い海とやさしさ」

沖縄に到着し、一番印象に残ったのは、海が本当に青く澄んでいたということ。

青く透き通った海や南国の景色は、テレビや写真で見るよりもずっときれいで、着いた瞬間から気分が高まりました。

そして、次に印象に残っているのは、美ら海水族館でジンベエザメを見たことです。

水槽の大きさにも驚きましたが、ゆったりと泳ぐ姿を見ていると、不思議と心が落ち着きました。

友達と一緒に写真を撮ったり、お土産を選んだ時間も、とても楽しい思い出です。

また、地元のガイドさんの話を通して、沖縄ならではの文化や方言、食べ物について知ることができたのも印象的でした。

特に「なんくるないさー」という言葉には、前向きなパワーを感じて、少し元気をもらえた気がします。

この旅行を通して、自然の美しさや人のあたたかさに触れ、自分の世界が少し広がったように感じました。

非日常の体験を通して、今までにない気づきがあって、本当に行ってよかったと感じました。

修学旅行の感想文の例文2(文字数:709)

題名「清水の舞台で感じた京都の風と歴史」

私たちの修学旅行は、京都・奈良をめぐる3日間でした。

歴史の教科書で見たことがある場所を、実際に自分の目で見られることを楽しみにしていた私は、出発前からとてもワクワクしていました。

中でも一番印象に残っているのは、清水寺を訪れたときのことです。

長い階段を登りきった先に見えた本堂は想像以上に立派で、木の香りや静かな空気からは、長い年月を経ても大切に守られてきた歴史を感じました。

清水の舞台から見下ろす景色は本当に美しく、少し肌寒い風が心地よくて、しばらくその場から動けませんでした。

また、二年坂や三年坂を友達と歩いているとき、レトロなお店や着物姿の観光客に囲まれ、「まるで昔にタイムスリップしたみたい」と話しながら歩いた時間も、今でも思い出すと自然と笑顔になります。

自分たちで調べたお店でお団子を買って食べたり、おそろいのお守りを買ったりと、自由行動の中にもたくさんの発見と楽しさがありました。

もうひとつ心に残っているのは、金閣寺の美しさです。

写真では何度も見たことがありましたが、実物の金閣寺は想像以上に輝いていて、水面に映る姿がとても幻想的でした。

静かに立ち止まってその景色を眺めながら、こんなに美しい場所が何百年も前から存在していることに驚きと感動を覚えました。

今回の修学旅行を通して、私は「歴史は昔のもの」ではなく、今でも私たちの身近にあるのだと感じました。

そして、友達と一緒に歩き、学び、笑った時間が、この旅をより特別なものにしてくれたと思います。

京都で過ごした3日間は、ただ楽しいだけでなく、自分の中の「日本っていいな」と思える気持ちを強くしてくれたように思います。

この思い出をこれからも大切にしていきたいです。

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まとめ

今回は、高校生向けに修学旅行感想文の書き方やコツ、実際の例文をご紹介しました。

修学旅行の感想文は、決まった「正解」があるわけではありません。

見たもの・感じたこと・友達とのやりとりや、自分の中でのちょっとした気づきなど、あなた自身の言葉で書くことが一番大切です。

最初は「何を書けばいいかわからない」と感じるかもしれません。

ですが、

  • 「書き方テンプレート」
  • 「感情を伝えるコツ」

などを意識すれば、思ったよりもスラスラ書けるようになります。

また、今回紹介した例文も参考にしながら、自分の体験と重ねて読むことで、どんな書き方が自分に合っているのかが見えてくるはずです。

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