修学旅行で体験したことを言葉で伝える「感想文」・「レポート」・「作文」。
学校の課題として出されるものですが、
- 「何から書けばいいの?」
- 「題名ってどうつけるの?」
- 「印象に残ったことがうまく書けない…」
など、悩みを持つ人は多いはず。
そこでこのページでは、小学生・中学生・高校生それぞれに向けて、感想文・レポート・作文の書き方をご紹介します。
例文や書き出しのヒントも紹介していますので、「どう書けばいいか迷ったとき」は、ぜひ参考にしてみてください。
修学旅行の感想文の書き方ガイド

小学生の書き出し例文とコツ
小学生の場合、以下のような書き出しのパターンを参考にすると、スムーズに書き始めることができます。
気持ちや期待から始める
修学旅行への期待やワクワクした気持ちを最初に書くと、自分の感情が自然と伝わります。
例文:「ずっと前から楽しみにしていた修学旅行の日が、ついにやってきました。」
心に残った体験から始める
特に印象に残った出来事を最初に書くことで、読む人にも内容が伝わりやすくなります。
例文:「修学旅行で体験した〇〇は、今でも忘れられない思い出です。」
問いかけから始める
読み手に問いかけることで、自然に文章に引き込むことができます。
例文:「修学旅行で楽しかった!と思った瞬間はありましたか?私にとっては、日光での東照宮の見学が一番印象に残っています。」
他の例文や注意点については、以下のページで紹介しています▼
【小学生向け】感想文の書き方と例文
小学生の感想文では、「心に残ったこと」を自分の言葉で書くことが大切です。
むずかしい言葉よりも、自分の感じたことを正直に伝えましょう。
- はじめ:修学旅行の日付や行き先、出発前の気持ちなどを書きます。
- なか:特に印象に残った出来事や体験を書きます。
- おわり:その体験を通じて学んだことや感じたことをまとめます。
- 心に残った出来事を3つ考えて、それぞれの理由や感じたことをメモしておくと、書きやすくなります。
- 修学旅行の写真やしおりを見返すことで、具体的な内容を書きやすくなります。
- むずかしい言葉を使う必要はありません。
- いつも使っている言葉で、自分の気持ちを表現しましょう。
「楽しかった」だけで終わらせず、何が楽しかったのか、なぜそう感じたのかを具体的に書くと、読み手に伝わりやすくなります。
くわしい書き方や例文については、以下のページで紹介しています▼
中学生・高校生の書き出し例文とコツ
中学生・高校生の場合、以下の4つのコツを参考にしてみてください。
印象に残った場面から始める
心に残った出来事や感動した瞬間を最初に書くと、読み手の興味を引きます。
例文:「修学旅行の中で、ひときわ心に残っているのは、京都で着物を着て街を歩いた体験です。」
行き先と旅行前の気持ちを組み合わせる
旅行先と、それに対する期待や楽しみにしていた気持ちを組み合わせて書くと、自然な導入になります。
例文:「私たちが訪れたのは、雪景色が広がる北海道でした。スキーやグルメを思い浮かべながら布団に入ったものの、楽しみで寝つけず、夜遅くまで荷物を見直していました。」
伝えたいことを最初に述べる
感想文で一番伝えたいことを最初に述べると、文章全体の方向性が明確になります。?
例文:「今回の旅で得た学びは、将来の自分にとって大切な道しるべになると感じました。」
全体の印象や総括から始める
修学旅行全体を通して感じたことや学んだことを最初に述べると、まとめやすくなります。?
例文:「私にとって今回の修学旅行は、とても充実した時間になりました。」
以下の記事では、さらに多くの書き出し例文をご用意しています▼
【中学生向け】感想文の書き方と例文
中学生の感想文では、「どんな体験をして、何を感じたか・学んだか」をしっかり書くことが大事です。
感想文の基本の流れは、以下の3ステップです▼
- 心に残った出来事を1つ選ぶ
- そのときの気持ちを書く
- そこから学んだことや気づきをまとめる
また、
「〇〇に行って、〇〇を見て…」
と出来事を並べるのではなく、そのときの気持ちや感じたことを中心に書きましょう。
詳細な説明よりも、自分の感じたことや気づきについて書くことが大切です。
以下の記事で詳しい説明をしていますので、参考にしてみてください▼
【高校生向け】感想文の書き方と例文
高校生の場合、以下のポイントを参考に、自分の体験や感じたことを素直に表現してみましょう。
- 感想文のテーマは、自分が「心に残った」と感じた出来事や体験を選ぶと書きやすくなります。
- スマートフォンの写真や旅行中のメモを見返すと、思い出がよみがえり、書く内容のヒントになります。
- 書き出し:印象に残った出来事や旅行前の期待などから始めると、読み手の興味を引きます。
- 本文:具体的な体験やそのときの感情を詳しく述べます。五感を使った表現を取り入れると、臨場感が増します。
- まとめ:その体験を通じて得た気づきや学び、今後に活かしたいことなどを述べて締めくくります。
- 具体的な場面を描写する
- 自分の変化を述べる
- 学びや気づきを共有する
感想文は、自分の感じたことや考えを自由に表現する場です。
自分らしい言葉で素直に書くことを心がけましょう。
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください▼
修学旅行レポートの書き方ガイド

中学生のレポートの書き方
中学生の場合、以下の4つのステップで書くと、わかりやすくまとめることができます。
① 訪れた場所と目的を書く
例:「日本の歴史と文化を学ぶために、京都を訪れました。」
② 体験したことを具体的に書く
例:「清水寺では、釘を使わずに建てられた舞台から京都市内を一望しました。」
③ 感じたことや学んだことを書く
例:「伝統を守ることの大切さを実感しました。」
④ 今後に活かしたいことを書く
例:「これからは、教科書だけでなく実際に見て学ぶことを大切にしたいです。」
レポートは、感想文とは異なり、事実や学びを中心にまとめることがポイントです。
修学旅行中にとったメモや写真を参考にしながら、自分の言葉で整理して書いてみましょう。
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください▼
高校生のレポートの書き方
高校生の修学旅行レポートでは、体験したことを客観的に整理し、論理的にまとめることが求められます。
以下のポイントを参考にしてみましょう▼
- 序論(導入):レポートのテーマや目的を明確に述べます。
- 本論(内容):実際に体験したことや調べたことを具体的に記述します。
- 結論(まとめ):体験を通じて得た学びや今後の課題をまとめます。
また、1つのテーマにしぼると、内容が伝わりやすくなります。
そのため、一番印象に残ったことを1つ選んで、それを中心にまとめてみましょう。
以下の記事では、高校生向けのレポートの書き方について詳しく説明しています▼
【中学生向け】作文の書き方と例文

修学旅行の作文を書く際は、以下の3つのステップで構成すると、わかりやすくまとめることができます。
① 旅行のはじまりを書く(訪れた名所の紹介)
例:「修学旅行で私たちが訪れたのは、○○でした。美しい景色と歴史ある建物に感動しました。」
② 体験したことを伝える(印象に残った出来事)
例:「班での自由行動では、地図を見ながら目的地を探し、協力して行動する大切さを学びました。」
③ 学んだことを未来へつなげる(この経験から得た教訓と目標)
例:「修学旅行を通して、自分で考え行動する力が身につきました。今後の学校生活でも活かしていきたいです。」
このように、旅行の概要、具体的な体験、そこから得た学びを順に書くことで、読み手に伝わりやすい作文になります。
もっと書き方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください▼
修学旅行の作文・感想文・レポートの題名に迷った時のアイデア

修学旅行の感想文やレポートを書いたあと、「題名どうしよう…」と悩む人も多いはず。
ですが、ちょっとしたコツを知っておけば、印象に残るタイトルがつけられます。
ポイント:体験したこと+気持ちをタイトルに入れてみよう。
- 例1:「奈良で出会った大仏の迫力」
- 例2:「京都で感じた昔の日本」
ポイント:感動したことや気づきをそのまま書くとOK!
- 例1:「広島で考えた平和の大切さ」
- 例2:「友達と過ごした忘れられない時間」
ポイント:学んだ内容が伝わるように工夫しよう。
- 例1:「清水寺の歴史を調べてわかったこと」
- 例2:「民泊で体験した地域のくらし」
題名づけのコツとしては、以下のことを意識してみましょう。
- 一番伝えたいことをまとめる
- 難しい言葉を使わなくてもいい
- 「感動」「発見」「学び」などの言葉を使う
以下の記事では、感想文・作文・レポートそれぞれに使える題名テンプレートをご用意していますので、良ければご覧ください▼