部活を辞めたいと思っていても、
- 「どうやって伝えればいいんだろう?」
- 「LINEで送っても大丈夫かな…?」
と、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
対面では言いにくいし、電話もハードルが高い…。
そんなとき、LINEで気持ちを伝えたいと考えるのは、とても自然なことです。
そこで本記事では、部活を辞めたいときに使えるLINEの文面例や、送るときの注意点を、やさしく解説していきます。
自分の気持ちをきちんと伝えられるように、この記事が少しでも力になれたらうれしいです。
LINEで部活を辞めるのはアリ?ナシ?

結論から言うと、「絶対ダメ」というわけではありません。
しかし、伝え方やタイミングには注意が必要です。
ここでは、LINEで伝えるときに大切にしたい考え方やマナーについて紹介します。
LINEで伝えるのは「絶対にNG」ではない
最近は、LINEで連絡するのが当たり前の時代です。
対面ではどうしても言いづらいこともあるし、先生に会うタイミングがないという人もいるかもしれません。
そんな場合、LINEで伝えるのも選択肢のひとつです。
ただし、軽い気持ちで送ってしまうと、失礼になることもあるので、注意が必要です。
顧問や先輩には“最低限のマナー”を大切にする
LINEは便利ですが、文字だけでは表情や感情が伝わりにくいこともあります。
だからこそ、丁寧な言葉づかいや感謝・謝罪の気持ちをしっかりと書くことが大切です。
特に顧問の先生や先輩に対しては、
- タメ口を避ける
- 感謝の気持ちを必ず入れる
- 理由を簡潔に伝える
など、最低限のマナーを守ることが大切です。
どうしてもLINEしか手段がないときの心構え
LINEでいきなり、
「もう辞めます」
と伝えると、一方的な印象を与えてしまう可能性があります。
そのため、できれば、
「○○の理由で続けるのが難しいので、ご相談させてください」
など、相手への配慮を感じる言い方を心がけましょう。
この“ひと手間”が、相手の印象を大きく変えます。
LINEで部活を辞めるときに気をつけたい4つのポイント

ここでは、LINEで部活を辞めるときに気をつけたい4つの基本ルールを紹介します。
メッセージを送る時間帯に気をつけよう
「今すぐ伝えたい!」と思っても、深夜や早朝に送るのは避けたほうが良いです。
先生や先輩は、夜はゆっくりしていたり、朝は忙しかったりするかもしれません。
通知が鳴って迷惑になったり、「常識がない」と思われてしまうこともあります。
なので、おすすめの時間帯としては、夕方~夜の20時ごろまで。
落ち着いて読んでもらえそうなタイミングを考えて送るのがマナーです。
丁寧な言葉づかいを意識しよう
LINEだからといって、友達に話すような軽い言葉づかいはNGです。
部活の先生や先輩は、自分より立場が上の人。
敬語を使うのが基本です。
たとえば、
「やめますー」→ 「退部させていただきたいです」
「ありがとでした」→ 「これまでありがとうございました」
といった感じです。
ていねいな文体にするだけで、相手にも誠実な気持ちが伝わりやすくなります。
「ありがとう」と「ごめんなさい」を忘れずに
辞める理由を書く前には、
- これまでのことに対しての感謝
- 急に辞めることへのお詫び
これらを伝えるのが大切です。
部活では、いろんな人に支えられてきたはず。
だから、
- 「お世話になりました」
- 「ご迷惑をおかけしてすみません」
というひとことを入れるだけで、相手の気持ちも少しやわらぎます。
辞める理由はシンプルに伝える
「なぜ辞めるの?」と聞かれるのが怖くて、理由をあれこれ書きたくなるかもしれません。
でも、LINEで長すぎる説明は、逆に伝わりにくくなってしまう可能性があります。
そのため、
- 「勉強に集中したい」
- 「体調が良くない」
- 「家庭の事情」
など、必要な部分だけを簡潔に伝えることがポイントです。
細かい事情は聞かれたら答える、くらいのスタンスで大丈夫ですよ。
【例文】部活を辞めるLINEの文面パターン

ここでは、相手別&理由別に分けて、使いやすいLINEの例文をご紹介します。
自分の状況に近いものを参考にしながら、あなたらしい言葉にアレンジして使ってみてくださいね。
顧問の先生に送るときの文面
先生には敬語を使って、しっかりとした言葉で伝えるのが大切です。
感謝と理由、そして誠意ある文面を意識しましょう。
〇〇部 顧問の〇〇先生
お疲れさまです。〇〇部の〇年〇組、〇〇です。
突然のご連絡となり申し訳ありません。
このたび、〇〇の理由で、部活動を続けることが難しくなり、退部させていただきたいと思っております。
これまで本当にお世話になり、ありがとうございました。
ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
部長・先輩に送るときの文面
部長や先輩は近い存在だけど、最低限の礼儀は忘れないようにしましょう。
砕けすぎず、ていねいな言葉を意識することがポイントです。
お疲れさまです。〇〇です。
急なお知らせになってごめんなさい。
部活のことでずっと悩んでいたのですが、〇〇の理由で続けていくのが難しくなってしまいました。
申し訳ないのですが、退部させていただきたいと思っています。
今までたくさん助けていただいて、本当にありがとうございました!
同期(同じ学年の部員)に送るときの文面
気を使いすぎなくてもOKですが、ちゃんと気持ちを伝えることが大切です。
突然の連絡になってごめんなさい。
実は前から少し悩んでいたんだけど、〇〇の理由で部活を辞めることに決めました。
一緒に過ごせた時間はすごく楽しくて、感謝しています。
本当にありがとう。これからもよろしくね。
グループLINEで伝えるときの文面
グループLINEでは、一気に大勢に伝わります。
なので、感情的になりすぎず、丁寧でシンプルな内容にまとめるのがポイントです。
みなさんお疲れさまです。
突然のお知らせになってしまい申し訳ありません。
このたび、〇〇の事情で部活を退部することになりました。
短い間でしたが、みなさんと一緒に活動できたことに感謝しています。
本当にありがとうございました。
体調不良を理由にする場合の例文
お疲れさまです。〇年〇組の〇〇です。
実は最近、体調が優れない日が続いており、通院や安静が必要な状況となっています。
このような状態では部活動にしっかり取り組むことが難しいと感じ、退部をお願いしたくご連絡いたしました。
これまでご指導いただき、本当にありがとうございました。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
勉強に専念する場合の例文
お世話になっております。〇年〇組の〇〇です。
今後の進路を考える中で、学業との両立が難しくなってきたため、勉強に集中したいと思うようになりました。
そのため、部活動を退部させていただきたく、ご連絡させていただきました。
短い間でしたが、たくさんのことを学ばせていただき、本当に感謝しています。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。
家庭の事情を理由にする場合の例文
こんにちは。〇年〇組の〇〇です。
このたび、家庭の事情により、今後部活動を続けることが難しくなってしまいました。
突然のお知らせとなってしまい、大変申し訳ありません。
これまでのご指導や温かいご支援、本当にありがとうございました。
退部についてご理解いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
返信が来ない・既読スルーされたときの対処法

LINEで部活を辞めることを送ったあと、
「既読はついたのに無視されてる…?」
と、不安になってしまう人もいると思います。
ですが、相手に悪気があるとは限りません。
ここでは、そんなときにどう対応すればよいか、わかりやすく紹介します。
すぐに返信がなくても、少し待ってみよう
まず大事なのは、焦らず待つことです。
既読がついたのに返事がないと、「無視された?」と思ってしまうかもしれません。
しかし、先生や先輩もすぐに返事ができない事情があるかもしれません。
たとえば、
- 授業中や仕事中で忙しい
- どう返事をしようか考えている
- 他の部員や先生と確認してから返そうとしている
など、時間がかかる理由はたくさんあります。
返信が来なくてもすぐに「嫌われた」と思いこまず、最低でも1~2日は様子を見るようにしましょう。
返事がない場合のやさしい追いLINEのコツ
2~3日待っても何の返事もなかったら、やんわりと確認のメッセージを送ってみましょう。
ただし、しつこくならないよう、丁寧な言い方を心がけるのがポイントです。
たとえば、こんなふうに送ってみてください。
「先日お送りしたメッセージ、届いているか気になり連絡しました。お忙しいところすみませんが、ご確認いただけると助かります。」
このように、相手を責める言い方を避けつつ、やさしく確認するのが大切です。
どうしても返事がもらえないときは「別の方法」で伝える
ずっと返事がない、既読もつかない場合は、LINE以外の方法を考えるタイミングかもしれません。
たとえば、
- 直接、放課後に声をかけて伝える
- 担任の先生や保護者を通して伝えてもらう
などがあります。
また、先生や顧問に返事がもらえない場合、大人に相談するのもひとつの選択肢です。
「LINEを送ったけど、返事がなくて不安です」と正直に話しても大丈夫。
誰かに間に入ってもらうことで、スムーズに話が進むこともあります。
まとめ
今回は、部活を辞めたいときに使えるLINEの文面例や、送るときの注意点などをご紹介しました。
部活を辞めたいと思っても、どう伝えたらいいのか悩むのはあなただけではありません。
LINEで伝えるのもアリですが、伝え方として、以下のことを気を付けましょう。
- メッセージは丁寧な言葉づかいで
- 感謝や謝罪の気持ちを忘れずに
- 理由は簡潔に、わかりやすく
- 返信が来なくても焦らず落ち着いて対応
LINEでも、気持ちがこもっていればちゃんと伝わります。
例文なども参考にしながら、自分の言葉でしっかり伝えてみてくださいね。