夏といえば、やっぱり「夏休み」。
多くの学生はうれしいと感じますが、

「夏休み中、ずっと家にいたくない…」
中には、こんなふうに感じている人もいるかもしれません。
そこでこの記事では、一人でもできる夏休みの過ごし方や、気持ちが少しラクになるヒントを紹介します。
夏休みを「つらい時間」ではなく、少しでも「自分のペースで過ごせる時間」に変えるきっかけとして、ぜひ読んでみてください。
夏休みに家にいたくない学生向けの過ごし方【外編】

ここでは、お金がかからず一人でも行きやすい“外の居場所”をいくつか紹介します。
図書館・公園・無料の公共施設
もし「誰にも会いたくないけど、家にいるのもしんどい」と感じているなら、図書館がおすすめです。
本が好きじゃなくても大丈夫です。
最近の図書館は漫画や雑誌が置いてあったり、冷房が効いていて居心地がいいところがたくさんあります。
静かでスマホもいじれるし、Wi-Fiが使える場所も増えているため、何時間でも過ごせる“プチ避難所”みたいな存在です。
なので、勉強に集中したいときにも使えます。
また、
- 大きめの公園
- 地域にある交流センター
- 市民ホール
などの公共施設も穴場です。
人が少ない時間帯に行けば、ベンチでのんびり過ごしたり、散歩しながら音楽を聴いたりして気分転換ができます。
市のイベント・子ども向け講座
市区町村では、中学生や高校生向けのイベントや講座を夏休みの時期に開催していることがあります。
例を挙げると、下記の通りです。
- 工作・手芸体験
- 料理教室
- プログラミング入門
- スポーツ体験やアウトドアイベント
こういったイベントは、参加費が無料、または100~500円くらいで、事前に申し込むだけでOKなことが多いです。
「ひとりで参加するのは不安なんだけど…?」
と思うかもしれませんが、実際に行ってみると一人で来ている人もけっこういます。
興味のあるテーマを選べば、自然に周りと話せたり、自分のペースで楽しめたりするので心配しすぎなくても大丈夫です。
- 地元の市役所や教育委員会のサイト
- 学校の配布物
- 地域の公民館
などに情報があることが多いので、ぜひチェックしてみてください。
お金をかけずに行ける「居場所」
「出かけたいけど、おこづかいが足りない…」という人も安心してください。
お金をかけずに使える場所は、探してみると意外とあります。
たとえば、
- イートインのあるスーパー・コンビニ
- 涼しい場所に座れるフードコート
なども「外にいるだけで気がラクになる」場所になりえます。
他にも、
- ショッピングモールの共有スペース
- 本屋の立ち読みコーナー
など、何も買わなくても使える空間はたくさんあります。
もちろん、最低限のマナーを守ることは大切です。
しかし、「ちょっとここで時間つぶそうかな」と思える場所を見つけるだけでも、心の余裕が生まれます。
「地域の子ども食堂」「児童館」
名前だけ聞いたことはあっても、行ったことがない人が多いのが、子ども食堂や児童館です。
子ども食堂は、地域の人がボランティアで運営しているごはんの場です。
誰でも利用できるところが多く、無料~100円ほどで、ご飯を食べられる場合もあります。
- 「家庭で食べづらい」
- 「一人でご飯を食べたくない」
というときにも、温かい空気の中で安心して過ごせます。
スタッフの人たちも優しく、そっとしてくれる人もいるので、自分のペースでいられます。
児童館は、小中学生向けの遊び場や居場所として開かれていて、ゲームや本、イベントなどが用意されています。
「友達がいないと行きづらくない…?」
と思うかもしれませんが、一人で来ている子も多く、意外と自由に過ごせる場所です。
「ちょっと勇気が必要」かもしれませんが、行ってみたら、意外と安心できる場所になるかもしれません。
夏休み中でも家でなんとか楽しくする方法

ここでは、家にいながらでも楽しめるアイデアを紹介します。
ネット・スマホでできる創作にチャレンジ
スマホやタブレットがあれば、家にいながらいろんな創作ができます。
しかも、難しい技術や特別な道具がなくてもOK。
例を挙げると、次の通りです。
無料で始められる「note」や「はてなブログ」で、自分の思ったことや経験を書いてみる。
スマホアプリ「CapCut」や「VLLO」で簡単に動画編集をしてみる。友達との思い出、風景、ちょっとした小ネタでもOK。
絵を描くのが好きな人は「アイビスペイント」や「メディバンペイント」で絵を描き、「pixiv」などに投稿。
音楽好きなら「GarageBand」や「Soundtrap」で曲を作ってみるのもおすすめです。
「作品をつくる」のは、最初は難しそうに見えますが、やってみるとハマったりするものです。
完成したときの達成感は、ゲームとはまた違う楽しさがありますよ!
自分の部屋を模様替えや簡単DIY
家にいる時間が長いなら、自分の部屋をもっと居心地よくしてみるのもひとつの方法です。
いつもの部屋も、ちょっと変えるだけで気分がガラッと変わります!
部屋がごちゃごちゃしてると、気持ちもモヤモヤしがち。夏休みの時間を使って一気に片づけてみよう。
おしゃれなライト、フェイクグリーン、小物入れなどを少し置くだけでも雰囲気が変わります。
好きなアニメやアイドル、風景などの画像をプリントして壁に貼るだけでも“自分だけの空間”に!
木工やクラフトが好きな人は、YouTubeで「簡単DIY 中学生」で検索してみると参考になる動画がたくさん出てきます。
自分の好きなものに囲まれた空間を作ることで、自分が落ち着ける場所になります。
「家にいたくない」って思ってたのが、「この部屋ならまだいいかも」と感じられるかもしれません。
学生でも始められる趣味・習い事に挑戦
「家にいる時間が長い=スキルアップのチャンス」でもあります。
本格的な習い事はムリでも、家でちょっとずつできる趣味や勉強を始めてみるのもおすすめです。
例をあげると、次のようなものがあります。
- プログラミング(Scratchなど)
- タイピング練習やタイピングゲーム
- イラストやデザインを学ぶ
- 英語や資格にチャレンジ
また、自分の作品(絵・音楽・文章など)を投稿したり、発信したりするのは、立派な活動です。
今すぐお金になるわけじゃなくても、「自分の力で何かを形にできる」という経験は、あとで必ず役に立ちます。
夏休み中、どうしてもつらいときの相談先・逃げ場

「夏休み、家にいたくない。でも行く場所もないし、誰にも言えない」
そんなふうに、どうしようもなく苦しくなることってあると思います。
そんなときは、「ひとりで抱え込まないこと」がとても大切です。
ここでは、学生でも安心して相談できる場所や人を紹介します。
まずは身近な人から|友達・先生・スクールカウンセラー
「相談って、なんかハードル高い…」
そう感じる人も多いと思います。
でも、ちょっと話すだけでも、気持ちがスッと軽くなることがあるんです。
まずは、信頼できる友達から。
なんでも話す必要はありません。
「最近ちょっと家がしんどくてさ…」
くらいの一言だけでも、分かってくれる人はいます。
もし学校に行っているなら、先生やスクールカウンセラーにも話してみてください。
カウンセラーは、「話を聞くプロ」です。
あなたのことを責めたり、怒ったりすることは絶対にありません。
話したことは、基本的に外にはもれないので、安心して気持ちを伝えることができます。
「話す内容がうまくまとまらない」と思っても大丈夫。
言葉にできなくても、「なんかモヤモヤする」「しんどい」それだけで、ちゃんと伝わります。
誰にも言えないとき|子ども専用の相談窓口
「友達にも先生にも言えない」
そんなときは、子ども・学生向けの相談窓口を使ってみてください。
無料で、匿名でもOK。電話やチャットで相談できる場所がいくつかあります。
- 0120-0-78310
- 24時間365日つながる電話相談
- 全国どこからでも無料でかけられます
- 0120-99-7777
- 対象:18歳までの子ども
- 毎日午後4時~午後9時まで(時間注意)
話したくないことは話さなくてOK。名前も言わなくて大丈夫。
スマホさえあれば、誰とも顔を合わせずに相談できます。
「とにかく誰かに話したい」「苦しい気持ちをぶつけたい」ってときは、とても心強い存在です。
まとめ
今回は、一人でもできる夏休みの過ごし方や、気持ちが少しラクになるヒントをご紹介しました。
簡単にまとめると、次の通りです。
外に出るなら、図書館や公園、地域のイベントなどを利用してみましょう
家にいる場合は、創作や模様替えなどを行うことで、少しでも落ち着く空間をつくることが可能
誰にも言えないような気持ちがあるときは、信頼できる人や専門の相談窓口に頼る
無理に「楽しくしよう」と頑張る必要はありません。
自分のペースで、自分らしい夏休みを過ごすことが何より大切です。
少しでも気持ちが軽くなるきっかけとして、この記事が役立てば幸いです。