学校でよくある「将来の夢」に関する作文の宿題。
「保育士になりたい!」と考えている人は、保育士をテーマに選ぶと思われます。
ただ、
保育士を将来の夢として選んだものの、作文でその理由をどう書いたら良いか分からない…。
と、作文が書けずに悩む人もいるかもしれません。
そこで当記事では、保育士をテーマにした作文を書くヒントと例文をご紹介します。
保育士を目指す夢の作文構成のヒント
保育士をテーマに作文を書くのであれば、下記のような順番で書くのが一つの方法です。
- 将来の夢に保育士を選んだ理由
- 保育士を目指すための具体的な準備
- 自分が目指す保育士の姿を考える
各項目を順番に説明していきます。
将来の夢に保育士を選んだ理由のまとめ方
学校の作文では、「なぜ保育士を目指すのか」という理由を書く必要があります。
ただし、人によっては、保育士になりたいと思う理由がすぐには思いつかない事もあるでしょう。
その場合、以下に挙げる理由を参考にしてみてください。
- 子どもと関わるのが好き
- 幼い頃に出会った先生にあこがれた
子どもと関わるのが好き
- 「子供と遊ぶのが好き」
- 「子供たちと一緒に時間を過ごすのが幸せ」
こういった理由から保育士を選ぶ人は多いです。
なので、「子供が好き」という理由が一番分かりやすいかもしれません。
例をいくつか出します▼
- 昔から公園で年下の子供たちと遊ぶのが好きだったから
- 地域のイベントで小さい子供たちと何回も関わり、とても充実していたから
- 弟の世話を毎日していたが、大変だと思うどころか楽しかったから
こんな感じで、過去にどんな経験をして、子供を好きになったのか書いていきましょう。
さらに具体的な内容にするなら、
- 「昔は、特に子供が好きという訳ではなかった」
- 「ある時、地域のイベントで多くの子供たちと触れ合える機会があった」
- 「引率が大変だったが、それ以上に楽しいと思えたため、保育士に興味を持った」
といった感じ。
このように、子どもに対して好感を持つようになった出来事を書くことで、作文が書きやすくなるかもしれません。
幼い頃に出会った先生にあこがれた
「子供の頃、保育園や幼稚園で心に残っている先生がいる」
これも理由の一つとして使うことが可能です。
例を挙げると、次の通り▼
- 友達ができずひとりぼっちだったが、先生がずっと一緒にいてくれた
- 転んでしまったとき、優しく手当てをしてくれて嬉しかった
- 自分が得意なことを何度もほめてくれた
さらに具体的にするなら、
- 「保育園では、友達ができずひとりぼっちだった」
- 「でも、先生がずっと付き添ってくれ、友達ができるアドバイスをくれた」
- 「それから友達と楽しい毎日を送れたため、そんな優しい先生になりたい」
という感じで、先生に対して好印象を持ったきっかけを書いてみましょう。
保育士を目指すための具体的な準備
次に、保育士になるために必要な準備を書くことで、作文がより説得力を持つようになります。
以下の例を参考にして、自分の言葉で説明してみてください。
- 「保育士になるには、子どもたちとコミュニケーションを取る能力が必要です。なので、国語や家庭科の授業に力を入れて頑張っていきたいです。」
- 「子どもたちと実際に触れ合わないと分からないことも多いと思うので、保育園でボランティア活動をして、経験を重ねていこうと思っています。」
- 「保育士になるには、専門的な資格が必要なので、進学後は資格の勉強を少しずつ頑張ろうと思います。」
自分が目指す保育士の姿を考える
自分が目指す保育士の姿を想像してみましょう。
具体的なことがすぐに思い浮かばなくても心配はいりません。
最初の一歩として、「こんな保育士になれたら素敵だな」という理想を描くことが大切です。
高い目標を設定し、ポジティブな気持ちで思い描いてみてください。
もし、何を書いていいかわからない場合は、以下の例を参考にしてみると良いでしょう▼
- 「どんな時でもすぐに子どもたちに対応できる保育士になりたいです。」
- 「いつでも笑顔で子どもたちを迎えられる存在になりたいです。」
- 「子どもたちが新しいことにチャレンジする勇気を持てるように、背中を押せる保育士になりたいです。」
将来の夢に保育士を選んだ場合の作文例
最後に、一つの作文サンプルをご紹介いたします▼
私の将来の夢は保育士です。
この夢を持つようになったのは、ある経験をしたからです。
私が12歳の頃、近所に住む小さな子供が遊び場で転んでしまい、怪我をして泣いていました。
その子のご両親はすぐにはいらっしゃらなくて、私はその子をなだめながら応急処置をしました。
そのとき、子供が「ありがとう、もう大丈夫」と笑顔を見せた瞬間、すごく嬉しかったんです。
そして、その子供が元気になったことで、私自身も何かを成し遂げたような感じがして、保育に興味を持ち始めました。
それからというもの、私は子供が好きという気持ちが強くなり、子供たちと接する機会を増やすようにしました。
そうしているうちに、子供たちが新しいことを学ぶ姿や、一緒に遊んでいるときの笑顔が見るたびに、私の保育士としての夢はより一層強くなりました。
しかし、保育士になるためには、子どもたちの気持ちを理解するだけでなく、教育についての知識も求められます。
なので、進学してからは、子供たちに何が必要で、どう接すればいいのかを学ぶため、勉強を頑張っていきたいと思います。
また、保育士としては、多くの親御さんとのコミュニケーションも重要になってくるので、人と話す機会を多く持って、さまざまな人の気持ちを理解できるようになりたいです。
もし将来、保育士になれたら、子供たちの小さな一歩を支え、成長の喜びを共有できる存在になりたいです。
子供たちが安心して過ごせるような環境を提供し、親御さんにも信頼される保育士を目指します。
まとめ
今回は、保育士をテーマにした作文を書くヒントと例文をご紹介しました。
保育士について作文を書くのであれば、
- 将来の夢に保育士を選んだ理由
- 保育士を目指すための具体的な準備
- 自分が目指す保育士の姿を考える
この順序の通りに進めていくことで、作文をスムーズに完了させることができるかもしれません。
保育士を目指している方々のお力になれれば幸いです。