「学校をもっと良くしたい！」と考え、生徒会役員に立候補をする中学生の方もいるでしょう。
しかし、生徒会へ立候補すると、演説を行うことになるため、
- 「何を話せばいいんだろう？」
- 「どうすればみんなの心に残る演説ができるんだろう？」
と悩む人は多いかもしれません。
そこで当記事では、中学生の方向けとして、生徒会演説を行うコツと具体的な例文を説明します。
演説する時、何に注意をしたらいいのか分からない人は、ぜひチェックしてみてください。
中学生のための生徒会演説のコツ5選
以下の5つを行うことで、生徒会演説が成功するかもしれません。
順番に解説していきます。
演説のコツ①：明るくハキハキと話す
まず、明るい声ではっきりと喋ることが大切です。
演説の第一印象を決めるのは「話し方」です。
小さな声やうつむいた姿勢では、自信がないように見えてしまいます。
そのため、できるだけ堂々とした姿勢で、明るくハキハキと話すことを意識してみましょう。
演説のコツ②：簡潔で分かりやすい言葉を使う
二つ目に、分かりやすい言葉を使うことを意識してみましょう。
難しい言葉ばかりをを使うと、
「何言っているか分かりにくいなぁ…。」
と、聞いている人が理解するのが難しいかもしれません。
そのため、誰でも分かる言葉で、要点をしぼって話してみることを検討してみてください。
一例を挙げると、
「改善策を模索します」
という言葉よりも、
「どうすればよくなるかを考えます」
と言った方が分かりやすくなるでしょう。
また、長すぎる文章ではなく、短くはっきりと伝えることで、強い印象を残せる可能性があります。
例えば、複数の話題を一度に話すのではなく、1つのポイントにしぼって話すことで、聞いている人が理解しやすくなるかもしれません。
演説のコツ③：具体的なエピソードを交える
三つ目に、実際にあった体験談を話すことも一つの方法です。
その理由としては、自分の経験や学校生活に関連するエピソードを入れることで、演説に説得力を持たせられるからです。
例えば、
- 「学校の○○というルールに困ったことがある」
- 「○○の行事をもっと楽しくしたいと思った」
など、身近な話題を使うと共感を得やすくなるかもしれません。
さらに、個人的な体験を入れることで、リアルで説得力のある演説にできるかもしれません。
たとえば、
「私は○○委員として○○の活動に参加しましたが、もっとこうすれば改善できると感じました」
など、自身の経験を通じて提案をすると、聞いている人に伝わりやすくなります。
また、
「○○のイベントで準備が大変でしたが、みんなで協力したことで成功し、とても達成感がありました！」
といった感じで、エピソードに具体的な感情や結果を加えると、さらに印象が強まる可能性があります。
演説のコツ④：明確な公約（目標）を述べる
四つ目に、「自分が当選したら何をするのか」を明確に伝えることも重要です。
いくつか例を挙げるなら、
- 「学校の掃除当番の見直し」
- 「図書室の本を増やす」
- 「みんなの意見を集めるためのアンケートを定期的に行う」
など、実現できそうな公約を発表しましょう。
また、公約を実現するために、具体的にどんな行動をするのかを示すと、みんなからの信頼が高まるかもしれません。
例えば、「図書室の本を増やす」について考える場合。
- 本を買うためのお金をどうやって確保するのか
- 生徒が読みたい本の希望をどうやって集めるか
など、図書室の本を増やす場合に出てくるかもしれない問題や困難についても考え、
「○○の問題については、～～～などを行えば、解決できると考えています。」
といった感じで、どう解決するのかを事前に伝えておくと、
現実的で実行しやすい内容かもしれない！
と、みんなに支持されやすくなる可能性があります。
演説のコツ⑤：熱意を込めて伝える
最後に、自分の気持ちを込めて伝えることも大事です。
自分の考えに自信を持ち、情熱を持って話すことで、
この人ならやってくれそうだ！
と思わせることができるかもしれません。
ただし、単に力強く話すだけがすべてではありません。
伝え方の工夫も重要です。
いくつか例を挙げると、以下のものがあります▼
- 声のトーンを上げて、力強く語る
- 演説をするときには身振り手振りを交えて話す
- 手を広げたり、指を指したりする
演説の最中にこれらの表現を加えることで、聞いている人にインパクトを残せる可能性があるため、多くの支持を集めることもできるかもしれません。
中学生向けの生徒会演説の具体的な例文
「実際に生徒会演説で使えそうな具体的な例文が見てみたい！」
このような人向けに、中学生向けの生徒会演説の具体的な例文をご紹介します。
ちなみに、【中学生のための生徒会演説のコツ5選】で解説した、
- 簡潔で分かりやすい言葉を使う
- 具体的なエピソードを交える
- 明確な公約を述べる
この3つを入れた上で例文を作ってみましたので、演説内容を考えるためのヒントとして活用してみてください。
【挨拶】
皆さん、こんにちは！ 私は〇〇学年〇〇組の△△です。
私は、皆さんと一緒にもっと楽しく、安心して過ごせる学校を作りたいと思い、生徒会に立候補しました。
【具体的なエピソード】
最近、休み時間や放課後に
- 「〇〇の設備が使いづらい」
- 「もう少し〇〇があればいいのに」
という声をよく耳にします。
私自身も、〇〇を利用しようと思ったら使えなかったことがあり、不便さを感じたことがあります。
こうした小さな困りごとは、学校生活の充実度に大きく影響するのではないでしょうか？
【明確な公約（目標）を述べる】
そこで私は、「学校の設備やルールをもっと使いやすく改善する」 ことを公約として掲げます。
具体的には、皆さんの意見を気軽に伝えられる「要望アンケート」を定期的に行い、改善点を生徒会で話し合って学校に提案していきます。
また、体育館や図書室などの利用ルールを見直し、みんながより快適に使えるよう調整していきます。
【簡潔で分かりやすい言葉を使う】
「学校をもっと良くしたい！」という気持ちは、私だけではなく、皆さんも同じだと思います。
そのために、私は生徒会の一員として行動していきます。
皆さんの声をしっかり受け止め、形にしていくことを約束します！
【最後に呼びかけ】
最後に、皆さんの一票が学校を変える力になります。
私にチャンスをください！
一緒にもっと良い学校を作っていきましょう！ どうぞよろしくお願いします！
まとめ
今回は、中学生の方向けとして、生徒会演説を行うコツと具体的な例文をご紹介しました。
演説を行うのであれば、、聞いている人に理解してもらい、共感してもらうことが大事かもしれません。
そのため、
- 分かりやすい言葉を使うこと
- 実際にあった経験談を話す
- その公約（目標）を実現するためにどう行動するのか
などが特に重要なポイントになる可能性があります。
そして、一番大事なのは、完璧に話すことではなく、気持ちを込めて伝えることです。
多少つまづいても大丈夫です！
自分の考えをしっかり伝えようとすれば、聞いている人の心にきっと響きますよ！