一年に一度の大きなイベントである文化祭。
生徒会長の場合、多くの学校で「開会式」の挨拶を任されることが多いですが、
そんな大役を任されて、
「どんなことを話せばいいのかわからない…」
と、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、文化祭の開会式で使える挨拶の例文と、スピーチを成功させるためのコツをわかりやすく紹介します。
この記事が、緊張せずに文化祭の開会式を迎えるヒントになればうれしいです。
【文化祭の開会式】生徒会長挨拶に求められる3つのこと

開会式の挨拶で求められる3つのポイントについて、ご紹介していきます。
① 明るさ・笑顔
まず大切なのは、明るく笑顔で話すことです。
たとえ、すごく良い言葉を選んでも、声が小さくて暗い表情だと、聞いている人には伝わりません。
文化祭はみんなが楽しみにしているイベント。
そのため、元気で明るい雰囲気を出すことで、会場全体が「楽しくなりそう!」と感じてくれます。
笑顔で挨拶することは、自分自身の緊張も和らげる効果があるので、ぜひ意識してみてください。
② 文化祭へのワクワク感
次に大切なのは、文化祭に対するワクワクした気持ちを言葉にすることです。
たとえば、
- 「この日のために準備してきたみんなの頑張り」
- 「今日だけの特別な時間を楽しんでほしい」
という思いを伝えることで、聞いている人たちの気持ちも盛り上がります。
あなた自身が「楽しみだ!」という気持ちを表すことで、会場の空気も自然と明るくなり、みんなのテンションもアップします。
③ 来場者への歓迎と協力のお願い
最後に忘れてはいけないのが、来場してくれた人への「歓迎の言葉」と「協力のお願い」です。
文化祭は、生徒だけでなく、保護者の方や先生方、地域の方など、いろいろな人が来てくれます。
なので、
「今日は文化祭に来ていただき、ありがとうございます」
といった感謝の言葉を伝えると、とても丁寧で良い印象になります。
また、ゴミのマナーや時間のルールなどについて、簡単に「協力をお願いします」と伝えることで、文化祭全体がスムーズに進みやすくなります。
文化祭開会式の生徒会長の挨拶例文3選

開会式で使える挨拶の例文を3つご紹介します。
学校の雰囲気に合わせて、自分に合うものを選んでみてください。
丁寧で真面目な例文
皆さん、おはようございます。
本日は待ちに待った文化祭の開会式にお集まりいただき、ありがとうございます。
この日のために、各クラスや部活動が一生懸命準備を進めてきました。
今日は、来てくださった皆さまに楽しんでいただけるよう、全力で盛り上げていきましょう。
最後まで素晴らしい文化祭になることを願って、開会のご挨拶とさせていただきます。
面白い・ユーモアのある例文
皆さん、おはようございます!
いよいよ待ちに待った文化祭です!
昨日の準備でクラスのみんなはヘトヘトだったと思いますが、今日だけは元気いっぱいで頑張りましょう。
ちなみに私は、文化祭が楽しみすぎて、昨夜は夢の中でも模擬店を手伝っていました(笑)。
みんなで最高の思い出を作れるよう、笑顔で盛り上げていきましょう!
それでは文化祭、スタートです!
感動系の例文
皆さん、おはようございます。
今日という日を迎えるために、多くの人がたくさんの時間と努力を重ねてきました。
クラスで意見がぶつかることもあったかもしれません。
でも、そのすべてが今日の笑顔につながっていると思います。
文化祭は、みんなで力を合わせたからこそ楽しめる特別な時間です。
支えてくれた先生方や保護者の皆さまにも感謝しながら、最高の一日を一緒に作りましょう!
それでは文化祭、開会です!
挨拶を面白くする・感動させるコツとは?

ここでは、無理なく・自然に「面白さ」や「感動」を盛り込むためのコツをわかりやすく紹介します。
面白さは「共通ネタ」「あるある」を入れる
開会式で面白い挨拶をしたいときは、「あるあるネタ」や「共通の話題」を入れることがポイントです。
例を2つ挙げます▼
「体育祭の時、準備より筋肉痛がひどかったのを思い出しました(笑)」
「文化祭前日の夜は、準備に追われて寝不足の人、正直いますよね?」
このように、みんなが「あるある!」と心の中でうなずけるネタは、無理なく笑いが生まれます。
ポイントは、自分だけが面白いと思う話ではなく、みんなが共通して経験していることを選ぶこと。
そうすれば、自然と会場が和やかになります。
感動は「みんなの努力」「思い出」を語る
感動的な挨拶をしたい場合は、文化祭までの「みんなの努力」や「思い出」を言葉にすることが大切です。
例を挙げてみます▼
「毎日遅くまで準備をしてくれたクラスのみんな、本当におつかれさまでした。」
「この日のために頑張ってきた私たちの努力が、今日ひとつの形になります。」
こうした言葉は、特別なテクニックがなくても、素直な気持ちを伝えるだけで十分に心に響きます。
- 「楽しかったこと」
- 「大変だったこと」
- 「クラスの雰囲気」
など、自分の目で見たこと・感じたことを入れると、よりリアルに伝わります。
笑わせすぎ・長すぎ注意!
面白くしようとするあまり、
- ウケ狙いがすぎる挨拶
- ダラダラと長すぎるスピーチ
などを行うと、逆効果になってしまいます。
文化祭の開会式は、みんなが楽しみにしているイベントのスタートです。
そのため、長すぎず、テンポよく話すことが大事なんです。
また、無理にウケを狙いすぎると、すべってしまう可能性もあるので、適度な笑いを意識しましょう。
バランスとしては、「ちょっと面白い+少し感動+短くて聞きやすい」が理想です。
まとめ
今回は、文化祭の開会式で使える挨拶の例文と、スピーチを成功させるためのコツをご紹介しました。
文化祭の開会式での生徒会長の挨拶は、雰囲気を明るくしたり、みんなの気持ちを盛り上げたりする大事な役割です。
なので、以下の3つを意識してみましょう。
- 明るさ・笑顔
- 文化祭へのワクワク感
- 来てくれた人への感謝と協力のお願い
また、ちょっとしたユーモアや感動する言葉を入れると、もっと心に残るスピーチになります。
この記事で紹介した例文を参考にしながら、自分らしい言葉で、みんなの前で気持ちよく挨拶できるよう応援しています!
ちなみに、文化祭における生徒会長の他の挨拶例文については、以下の記事でまとめています▼