文化祭が終わったあとに出される「感想文」。
クラスや部活でがんばった思い出をまとめたいと思っても、
「どんなふうに書けばいいのかわからない…」
と悩んでいる中学生も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、文化祭感想文の基本的な構成と実際の例文について、わかりやすく紹介します。
自分らしい感想文が書けるように、ぜひ参考にしてみてください。
文化祭の感想文|中学生向けの基本構成

ここでは、中学生でも書きやすい「4つのステップ」に分けて説明します。
① はじめに(書き出し)
感想文のはじまりは、
- 今年の文化祭の全体的な印象
- 終わってみて感じたこと
などを一文で表すと書きやすくなります。
たとえば、次のような言葉から始めるのも良いでしょう。
「今年の文化祭は、これまでの学校生活の中で特に大きな経験になったと思います。」
このように、全体の感想や雰囲気を伝えておけば、そのあとに書く具体的なエピソードを自然につなげることができます。
書き出し例については、以下の記事でまとめています▼
② 自分の体験
次に、文化祭で自分が実際に体験したことを書きます。
たとえば、
- 出し物の準備でがんばったこと
- 当日の発表で感じたこと
- 友達や先生との思い出
などを具体的に書くのがポイントです。
「舞台に立つと、とても緊張して手が震えました。」
このように自分の気持ちを入れると、ただの出来事の説明にならず、読み手に伝わりやすくなります。
③ そこから学んだこと
感想文で一番大切なのは、体験から自分が学んだことや気づいたことを書く部分です。
たとえば、
など、自分なりの発見を書きましょう。
④ まとめ
最後は、感想文を前向きな言葉でしめくくるのがおすすめです。
たとえば、
「これからもクラスのために協力していこうと思います。」
「来年の文化祭では、さらに成長した自分を見せたいと思います。」
など、前向きで成長を感じさせる終わり方をすると、全体の印象が良くなります。
【中学生向け】文化祭の感想文の例文

ここからは、中学生向けの文化祭感想文の例を紹介します。
300字と600字の2つの例を用意したので、状況に合わせて参考にしてみてください。
感想文の例文②:355字
感想文の例文②:612字
中学生が感想文で書きやすい文化祭のテーマ例

ここでは、中学生が文化祭感想文のテーマにしやすいもの4つをご紹介します。
クラスの出し物
感想文で一番書きやすいのは、クラス全員で取り組んだ出し物です。
劇や合唱、展示などは、準備から本番までの流れがあり、エピソードもたくさん見つかります。
「セリフを覚えるのが大変だったけれど、成功してうれしかった」
「合唱で声を合わせるのが難しかったけれど、最後は気持ちがひとつになった」
など、自分が体験したことを具体的に書くと、自然に文章が広がります。
文化祭の準備での思い出
本番だけでなく、準備の時間に感じたことも感想文にぴったりです。
看板づくりや衣装づくり、飾り付けなどは大変ですが、クラスのみんなで協力することで楽しい思い出にもなります。
「夜遅くまで準備して大変だったけれど、完成したときの達成感は大きかった」
「作業中に友達と笑い合ったことが心に残っている」
このように、準備での出来事を書くだけでも立派な感想文になります。
友達や先生との協力エピソード
文化祭は、一人ではなく仲間と一緒に作り上げる行事です。
友達や先生と協力したエピソードを書けば、感想文に「人とのつながり」が出てきます。
「練習で失敗して落ち込んだとき、友達が励ましてくれた」
「先生のアドバイスで自信がついた」
など、具体的に書くと、協力の大切さが伝わりやすくなります。
観客としての楽しみや印象に残ったこと
自分が発表したことだけでなく、「観客」として楽しんだことも感想文のテーマにできます。
他のクラスの出し物を見て感じたことや、友達の発表を応援した気持ちを書くのもおすすめです。
「友達の劇がとても面白くて、会場全体が笑顔になった」
「先輩たちの合唱がすばらしくて、自分ももっと練習したいと思った」
こういった内容なら、書きやすくて読みごたえのある感想文になります。
まとめ
今回は、中学生向けに文化祭感想文の構成や例文をご紹介しました。
文化祭の感想文は、そこで感じた気持ちや学んだことを表すことが大切です。
「全体の印象 → 自分の体験 → 学んだこと → まとめ」
この流れを意識すれば、自然と書きやすくなります。
文化祭での思い出は一生に一度の宝物です。
自分の言葉で素直に書いて、感動や学びをしっかり残してみましょう。