提出物を出し忘れてしまった、期限に間に合わなかった。
そんなとき、
「どう謝ればいいんだろう…」
と悩んでしまう中学生は多いかもしれません。
そこでこの記事では、提出物が遅れたときの正しい謝り方と、その後に取るべき行動をわかりやすく紹介します。
まずは落ち着いて、この記事の内容を参考に行動してみてください。
【中学生向け】提出物が遅れた時の誠実な謝り方のポイント

ここでは、誠実な謝り方のポイントを、3つに分けてわかりやすく紹介します。
話しかける前に一言そえる
先生にいきなり話しかけると、授業準備中だったり、ほかの生徒と話している場合もあります。
そういったときはまず、
- 「先生、今少しお時間よろしいですか?」
- 「今、お話しても大丈夫ですか?」
など、相手の都合を確認してから話を切り出すようにしましょう。
この一言があるだけで、丁寧で礼儀正しい印象になります。
正直に伝える
まず大切なのは、ウソをつかないことです。
提出物が遅れた理由が「忘れていた」や「遊びすぎてやらなかった」だとしても、正直に話す方が先生には伝わります。
理由をごまかしたりすると、かえって先生の信頼を失ってしまうかもしれません。
なので、たとえば、こんな風に言ってみましょう。
「すみません。宿題をすっかり忘れてしまいました。今日帰ってすぐにやって、明日必ず提出します。」
ウソをつかず、自分の言葉で伝えることが大切です。
簡潔にまとめて話す
謝るときは、だらだら長く話さず、シンプルにまとめましょう。
先生は忙しいことが多いので、「何が起きたのか」「どうするつもりか」を短く伝える方が、誠意が伝わります。
ポイントは以下の3つにまとめること。
- 遅れたことに対する謝罪
- 遅れた理由(簡潔に)
- 今後の対応(いつ提出するかなど)
これだけで、きちんとした印象を与えることができます。
今後の対策も伝える
最後に大切なのは、「これからどうするか」をしっかり伝えることです。
ただ謝るだけで終わるのではなく、もう同じことをくり返さないために、どんな工夫をするかも一言添えましょう。
たとえば、
「次からは、予定をノートに書いて忘れないようにします。」
こういう一言があると、「ちゃんと反省しているな」と先生にも伝わります。
感謝の気持ちも忘れずに
提出物を受け取ってもらえたときは、
- 「ありがとうございます」
- 「助かります」
など、感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。
謝ったあとのお礼のひとことは、先生との関係をよくする大切なポイントです。
雰囲気がやわらいでも、気を抜かない
先生が「今回は大丈夫だよ」と笑って受け取ってくれる場合もあります。
しかし、その場の空気に流されて軽い態度をとったりしないように注意しましょう。
最後まで真面目な姿勢を保つことで、
「この子は反省しているな」
と伝わる可能性があります。
中学で提出物が遅れたときにやってはいけない対応

ここでは、中学生がやりがちな“やってはいけない対応”を紹介します。
正しく反省するためにも、まずは何がNGなのかを知っておきましょう。
何も言わずに提出する
「怒られたくないから、こっそり出しておこう…」
と思って、何も言わずに遅れて提出するのはNGです。
提出物に名前が書いてあっても、先生は「いつ出されたか」も見ています。
何も言わずに出すと、
「反省していないのかな…?」
と思われたり、気づかれないまま評価されないこともあります。
そのため、遅れたときは、きちんと一言添えて渡すことが大切です。
嘘をついてごまかす
- 「体調が悪かったことにしよう」
- 「家に忘れただけって言おう」
こうした嘘は、バレたときに大きく信頼を失います。
たとえバレなくても、どこかで後ろめたさが残りますし、自分のためにもなりません。
正直に理由を伝えるほうが、ずっと先生に誠意が伝わります。
「まあいいか」とそのまま出さずに放置する
「もう遅れたし、いまさら出してもしょうがない…」
とあきらめてしまうのもNGです。
たとえ遅れても、提出することで先生の印象は変わりますし、評価に影響することもあります。
そして、出さないまま放置すると、「やる気がない」と思われてしまう可能性も…。
ですから、遅れたとしても、提出物はきちんと出しましょう。
中学で提出物が遅れた時の謝罪例文

ここでは、実際に使える謝罪の言い方を、先生の雰囲気に合わせて2つ紹介します。
ただし、先生の反応や対応は例文通りになるとは限りません。
大切なのは、どんな反応であっても自分の態度を最後まで誠実に保つことです。
先生が穏やかで話しやすいときの例文
先生が優しくて、多少の遅れなら受け取ってくれそうな雰囲気の時の例文です。
ただし、甘えすぎず、誠実な態度は崩さないのがポイントです。
あなた:「先生、今少しだけお時間いいですか?」
先生:「いいよ、どうしたの?」
あなた:「先週提出の課題、遅れてしまいました。家でやっていたんですが、提出日をうっかり勘違いしてしまって…。すみません、今お持ちしたので提出してもよろしいでしょうか?」
先生:「あ?なるほど。気をつけてね。今回は受け取ります。」
あなた:「ありがとうございます。次からはしっかり確認して、遅れないようにします。」
先生:「うん、頼むよー」
あなた:「本当にありがとうございました!」
先生が厳しくて怒っていそうなときの例文
先生がルールに厳しく、「遅れは受け取らない」と普段から言っているタイプの例文です。
この場合は、自分の非をしっかり認め、誠実さを前面に出すことが大切です。
あなた:「先生、お忙しいところすみません。少しだけお時間よろしいですか?」
先生:「何?」
あなた:「◯月◯日までの提出物ですが、間に合わずに遅れてしまいました。提出期限を把握していたにも関わらず、準備が足りませんでした。本当に申し訳ありません。」
先生:「前もって言ったよね?遅れたものは基本受け取らないって。」
あなた:「はい、先生のおっしゃっていたことはわかっていました。でも、自分に甘えてしまい、反省しています。もう二度とこうならないよう、毎日の計画を見直していきます。」
先生:「……今回は特別に受け取ります。でも次はないよ。」
あなた:「本当にありがとうございます。ご迷惑をおかけしてすみませんでした。受け取ってくださって感謝しています。」
謝罪のあとが大事|信頼を取り戻すためにできること

提出物が遅れてしまったとき、しっかりと謝ることはもちろん大切です。
でも、本当に大事なのはその「あと」です。
先生は、ミスをしたことよりも、「その後の態度」や「同じことをくり返さない努力」をしっかり見ています。
ここでは、信頼を取り戻すためにできることを3つに分けて紹介します。
同じミスをくり返さないように工夫する
「次はちゃんとやります」と言ったからには、行動で示すことが大事です。
たとえば、
- 宿題や提出物の期限をカレンダーやノートに書いておく
- スマホのリマインダー機能を使って前日に通知を出す
- 放課後すぐにやる習慣をつける
など、小さな工夫でも「ちゃんと反省してるな」と伝わります。
約束を守る・時間を守る
提出物だけでなく、
- 時間に遅れない
- 言われたことを守る
といった基本的な行動も信頼につながります。
謝ったあとは、日ごろの行動で信頼を積み重ねることが大切です。
提出期限が守れていれば、「あのときはたまたまだったんだな」と先生も納得してくれるかもしれません。
自分からあいさつ・報告する
ちょっとしたことでも、「自分から」話しかけたり行動したりする姿勢は先生に好印象を与えます。
たとえば、
「この前はすみませんでした。次の提出物はしっかりやります。」
など、軽い一言でも、自分から声をかけるだけで印象が大きく変わります。
まとめ
今回は、中学生向けとして、提出物が遅れたときの正しい謝り方と、その後に取るべき行動をご紹介しました。
提出物が遅れてしまうことは、誰にでもあることです。
大切なのは、そのあとにどう行動するかです。
ちゃんと謝ること、同じことをくり返さない工夫をすること、そして先生に感謝の気持ちを伝えることも忘れずに。
失敗しても、誠実な態度をとれば信頼は取り戻せます。