保育園の大きな行事のひとつである「運動会」。
当日の進行や子どもたちの活躍だけでなく、園長先生の挨拶も大切な役割のひとつです。
しかし、いざ本番を前にすると、
「どんな言葉を選べばよいのか分からない…」
と悩む園長先生も少なくないでしょう。
そこで本記事では、
- 保育園の運動会で園長挨拶を作るときの基本ポイント
- 開会式・閉会式で使える挨拶例文
について、わかりやすくご紹介します。
運動会をより思い出深いものにするためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
保育園運動会で園長挨拶を作るときの基本ポイント

ここでは、園長先生が挨拶を作る際に意識したい基本的なポイントをご紹介します。
長すぎないようにする
園長先生の挨拶は、開会式や閉会式の流れの中で行われます。
そのため、長くなりすぎると子どもたちが集中できず、会場の雰囲気がだらけてしまうこともあります。
なので、目安としては 1~2分程度が理想です。
大切なことをしっかりと伝えながらも、簡潔にまとめることで「聞きやすい挨拶」になります。
子ども目線の言葉を選ぶ
挨拶の主役は子どもたちです。
園長先生の言葉が難しい表現や堅苦しい言い回しばかりだと、子どもたちには響きません。
そのため、
「力いっぱい頑張りましょう」
「いっぱい楽しんでくださいね」
など、子どもでもわかりやすい言葉を選ぶことが大切です。
「負けないで」といった表現は使わない
運動会では、子どもが力いっぱい取り組み、楽しさを味わえるようにすることが大切です。
ですから、
- 「負けないで」
- 「うまくやってね」
といった声かけは控え、応援するときは、前向きで温かい言葉をかけましょう。
保護者、来賓の方への感謝を盛り込む
保護者の皆さんや来賓の方々への感謝を伝えましょう。
ただし、長々とした挨拶ではなく、
「日頃から温かいご支援をいただき感謝いたします」
「お忙しい中、子どもたちのためにご参加くださり、ありがとうございます」
といった短いフレーズを添えるような形で表現すると、より心に届きやすくなります。
保育園運動会・開会式での園長挨拶の例文

ここでは、保育園運動会の開会式で使える園長挨拶の例文を2つご紹介します。
みなさん、おはようございます。
今日は、みんなが楽しみにしていた運動会の日です。
たくさん練習してきたみなさんの姿を先生たちはよく知っています。
今日は、その力を出し切って、さいごまで元気に楽しんでください。
保護者の皆さま、そして地域の皆さま、日頃より園の活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。
本日は、子どもたちが自信を持って楽しむ姿を一緒に応援してあげてください。
それでは、みんなで元気に声を出して、笑顔いっぱいの楽しい運動会にしていきましょう。
みなさん、おはようございます。
青空の下で、いよいよ運動会のスタートです。
みなさんは、この日のために毎日元気いっぱい練習してきました。
今日は、その力を出し切って、最後まで元気に楽しんでください。
保護者の皆さま、そして地域の皆さまには、日頃から子どもたちを温かく見守り、支えていただき心より御礼申し上げます。
本日は、子どもたちの成長と輝く瞬間を、どうぞ大きな拍手と応援で後押ししていただければと思います。
それでは、みんなで力を合わせて、思い出に残るすばらしい運動会にしていきましょう。
保育園運動会・閉会式での園長挨拶の例文
ここでは、保育園運動会・閉会式で使える園長挨拶の例文を2つご紹介します。
みなさん、今日は一日よくがんばりました。
かけっこもおゆうぎも、力いっぱい頑張る姿がとてもすばらしかったです。
先生たちも、みなさんの元気いっぱいの姿にたくさんの感動をもらいました。
保護者の皆さまには、お忙しい中ご参加いただき、また日頃より温かいご協力をいただき、心から感謝申し上げます。
今日の運動会を通して、子どもたちが大きく成長したことを感じています。
これからも、一人ひとりがさらに元気に、笑顔いっぱいに過ごしてくれることを願っています。
本日はありがとうございました。
みなさん、今日の運動会は楽しめましたか?(返事を待つ)
今日はおひさまが元気で、とってもあつい一日になりましたね。
でも、あつい中でも、みんなは元気いっぱいでがんばる姿を見せてくれました。
先生はとってもうれしかったです。
また、暑さの中、最後まで子どもたちに声援を送り続けてくださった保護者の皆さま、そしてご来賓の皆さまに心より御礼申し上げます。
これからも子どもたちの健やかな成長のために、引き続き温かいご支援・ご協力をお願いいたします。
本日は誠にありがとうございました。
まとめ
今回は、保育園の運動会で園長先生の挨拶を作る時のポイントと例文をご紹介しました。
園長先生の挨拶は、長さや言葉選び、感謝の伝え方がポイントです。
子どもたちに分かりやすく前向きな言葉をかけ、保護者や来賓への感謝を短く添えるだけで、ぐっと伝わりやすくなります。
この記事で紹介した例文を参考にしながら、自園らしい言葉でまとめれば、運動会をより温かく思い出深いものにできますよ。