日ごろ子どもがお世話になっている塾の先生に、きちんと感謝を伝えたい。
そう思いながらも、
- 「保護者としてどんな手紙を書けばよいのだろう?」
- 「形式や言葉づかいで失礼にならないか心配…」
と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな保護者の方のために、本記事では、塾の先生へのお礼手紙の書き方のコツとすぐに使える例文集をまとめました。
子どもを支えてくださった先生に、誠意と感謝を込めて気持ちを伝える一助になれば幸いです。
保護者から塾の先生へのお礼手紙の基本的な書き方

ここでは、保護者が安心して書ける書き方のポイントを紹介します。
手紙の書き方の流れ
お礼の手紙は、次の流れに沿って書くと自然で読みやすくなります。
- STEP1挨拶を書く
季節のあいさつや、先生へのねぎらいの言葉から始めましょう。
「春暖の候、先生にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」
- STEP2目標達成したことの報告
テストで目標点数を超えた、○○校に合格したなど、目標達成したことを報告しましょう。
「おかげさまで、このたび娘は第一志望の〇〇高校に合格することができました。」
- STEP3感謝の言葉を書く
先生への感謝の気持ちを書きましょう。
「これも、丁寧にご指導いただいた先生のお力添えのおかげと、心より感謝しております。」
- STEP4子どもの様子・経緯
子どもが直面した悩みがあれば、それを具体的に伝えましょう。
「娘は特に数学が苦手で、自信を失いかけていた時期もございました。」
- ラベル成長・先生の支え
子どもが困難を乗り越えられた背景を伝えましょう。
しかし、先生に根気強くご指導いただいたおかげで、机に向かう習慣が身につき、自ら学ぶ姿勢が見られるようになりました。
- ラベル締め(退塾+感謝)
最後は、退塾することと感謝の言葉でまとめます。
合格を機に退塾いたしますが、ここで学んだことを糧に、今後の学校生活に生かしてまいります。長い間ご指導いただき、本当にありがとうございました。
この順序で書くと、形式的すぎず、かつ失礼にならないお礼の手紙になります。
丁寧な言葉づかいを意識する
保護者から先生への手紙は、改まった場面で渡すものです。
そのため、カジュアルすぎる言葉は避け、丁寧な言葉づかいを心がけましょう。
例えば、
「ありがとう」→「感謝申し上げます」
「助かりました」→「ご指導いただき感謝いたします」
といった表現にすると、より誠意が伝わります。
ただし、あまりにかしこまりすぎると堅苦しくなるので、自分の言葉で自然にまとめるのも大切です。
感情的・長すぎる手紙は避ける
先生に伝えたいことが多いと、つい長文になりがちです。
しかし、長すぎる手紙は、読み手にとって負担になることもあります。
例を挙げると、以下のものがあります。
- 感情的になりすぎて「泣けるエピソード」を長々と書く
- 子どもの成績の経緯を細かく説明する
- 先生へのお願いや要望を書きすぎる
こうした内容は避け、「伝えたいポイントを2~3点に絞る」のがコツです。
保護者から塾の先生へのお礼手紙の例文集

ここでは、保護者の立場から書けるお礼手紙の例文をまとめました。
状況に合わせて参考にしてみてください。
小学生の保護者からの例文
中学生の保護者からの例文
高校生の保護者からの例文
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まとめ
塾の先生へのお礼手紙は、特別な形式や長い文章でなくても大丈夫です。
大切なのは、以下の2つです。
- 子どもの成長や変化を伝えること
- 感謝の気持ちを丁寧に表すこと
今回紹介した流れに沿えば、自然で心のこもった手紙になります。
例文を参考にしつつ、ぜひ保護者ご自身の言葉で思いを伝えてみてください。