家族で行く楽しい旅行。
せっかくの思い出作りだからこそ、平日にお休みを取って出かけるご家庭もあるでしょう。
とはいえ、
- 「小学校・中学校にはどうやって伝えればいいの？」
- 「旅行で休みますって書いても大丈夫なの？」
と、連絡帳の書き方に悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、旅行で学校を休むときの連絡帳の書き方について、例文付きでわかりやすくご紹介します。
不安なく連絡できるよう、この記事がお役に立てば嬉しいです。
旅行で学校を休むのはOK？NG？
結論として、家庭の判断で学校を休ませること自体には問題ありません。
家族行事や旅行など、保護者が必要と判断した場合、お子さんを休ませることは認められています。
ただし、旅行による欠席は「公欠」にはならず、通常の「欠席」として扱われる点に注意が必要です。
たとえ事前に連絡をしていても、基本的には欠席として記録されます。
そして、休む理由が旅行であっても、丁寧に伝えれば問題になることはほとんどありません。
学校を旅行で休ませる時に気をつけたい3つのマナー
ここでは、学校を旅行で休ませる時に注意したい3つのマナーをわかりやすくご紹介します。
直前ではなく事前に伝える
旅行でお休みすることが決まったら、できるだけ早めに先生へ連絡しましょう。
前日や当日の連絡では、担任の先生が対応に困ることもあります。
ですから、予定が分かった時点で、
「◯月◯日から◯日まで家庭の都合でお休みさせていただきます」
と連絡帳やアプリなどでお知らせしておくと、先生も授業の準備や対応がしやすくなります。
早めの連絡は、「きちんと考えて行動している保護者」という印象にもつながります。
長期にならないように配慮する
休みの期間が長くなればなるほど、学習の遅れやクラス活動への影響も大きくなります。
学校のルールでは、
「○日以上の私用による欠席は控えてください」
と定めている場合もあるため、可能な限り休みの期間は最小限に抑えるように意識しましょう。
もし長めの旅行を計画している場合は、
- 学校行事
- 授業のスケジュール
と重ならないかを事前に確認しておくと安心です。
宿題や授業のフォローの確認も忘れずに
旅行で休んだ後、
- 「どこまで授業が進んだのか」
- 「宿題は何が出たのか」
などが分からないままだと、お子さんが困ってしまうことがあります。
そのため、お休み前に担任の先生に、
「授業の進み具合や宿題について教えていただけると助かります」
と一言添えると、先生も気にかけてくれるかもしれません。
また、帰宅後はお子さんと一緒に授業の内容や提出物の確認をすることで、スムーズに学校生活に戻ることができます。
【連絡帳の書き方】先生に失礼なく伝える3つのポイント
旅行で学校をお休みする際、連絡帳にどう書けばよいか悩んでしまう方は多いと思います。
ここでは、連絡帳を書くために、意識したい3つのポイントをご紹介します。
丁寧なあいさつや言葉づかいを忘れずに
連絡帳は短い文章で伝えるものですが、だからこそ丁寧な言葉づかいが大切です。
たとえば、
「お休みさせます」→「お休みさせていただきます」
「すみません」→「ご迷惑をおかけいたしますが」
など、敬意を込めた表現を使うようにしましょう。
また、
最初に「いつもお世話になっております」
最後に「どうぞよろしくお願いいたします」
などの一言があるだけでも、印象がぐっと良くなります。
旅行と書くかどうかの判断ポイント
家庭の事情によっては、「旅行」という言葉に少し抵抗がある場合もあるかもしれません。
実際に、「家庭の都合」と表現をやわらかくして伝える保護者の方も多いです。
どちらでも間違いではありませんが、学校側に正確な事情を伝えたい場合は「旅行」と明記するのもOKです。
ただし、堂々と書きすぎると、
「休みを軽く見ているのでは…？」
と誤解を与える可能性もあるため、慎重な表現を心がけましょう。
日程や期間は具体的に伝える
先生が一番困るのは、「いつからいつまで休むのか」がわからない場合です。
たとえ1日の欠席であっても、日付を明確に伝えることがとても大切です。
ですから、連絡帳には、
- 「○月○日（金）～○月○日（日）まで」
- 「○日のみ」
など、具体的に書いておきましょう。
また、数日間にわたる場合は「○日間お休みします」と補足すると親切です。
【例文】旅行で学校を休むときの連絡帳テンプレ5選
ここでは、旅行で学校を休むときに使える連絡帳の例文を5パターンご紹介します。
ご家庭の事情に合わせて参考にしてみてください。
ストレートに「旅行」と伝える場合
旅行が決まっていて、特に隠す必要もないときには、素直に伝えるのも選択肢の一つです。
いつもお世話になっております。
○月○日（金）から○月○日（日）まで、家族旅行のためお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
やんわりと「家庭の都合」と表現する場合
旅行とは書かずに、やわらかく伝えたいときの例文です。
いつもお世話になっております。
○月○日（金）から○月○日（日）まで、家庭の都合によりお休みさせていただきます。
ご理解いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
理由を少し添えて丁寧に伝えるパターン
「旅行」という言葉をやんわり使いながらも、丁寧な印象を与えたいときにおすすめです。
いつもお世話になっております。
○月○日（金）から○月○日（日）まで、家庭の事情により家族で外出する予定があるため、お休みさせていただきます。
授業などでご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
日帰り旅行など1日のみ休む場合
休みが1日だけのときは、簡潔に伝えてOKです。
お世話になっております。
○月○日（金）は、家庭の都合により1日お休みさせていただきます。
ご対応のほど、よろしくお願いいたします。
アプリやメッセージで送る用の簡易版
学校によっては連絡帳の代わりに、連絡アプリやメールなどで伝える場合もあります。
そのときは、もう少しカジュアルな文面でも大丈夫です。
○月○日（金）から○月○日（日）、家庭の都合によりお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
まとめ
今回は、旅行で学校を休むときの連絡帳の書き方について、ご紹介しました。
旅行で学校を休ませることは、保護者の判断で可能です。
ただ、先生への丁寧な伝え方や配慮がとても大切になります。
連絡帳には、
- 休む理由や日程をわかりやすく記載
- 丁寧な言葉づかいを意識する
- 気遣いの一言を添える
などを書くことで、先生にも安心して受け取ってもらえるでしょう。
家族の大切な時間を気持ちよく過ごすためにも、誠実なコミュニケーションを心がけて、連絡帳も上手に活用していきましょう。
