お世話になった先生が、産休に入ることもあります。
そんなとき、感謝の気持ちを伝えたくなるものですよね。
ですが、実際には、
- 「どんな言葉をかければいいの?」
- 「書き方がむずかしい…」
と悩んでしまう保護者の方も多いはず。
そこで当記事では、産休に入る先生に贈るメッセージ例文を、シーン別にわかりやすく紹介します。
感謝の気持ちがしっかり伝わる言葉選びや、ちょっとした書き方のコツもまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
産休に入る先生へのメッセージ、どんな言葉を伝えるべき?

ここでは、先生に喜ばれる3つの“伝えたい気持ち”に注目してご紹介します。
感謝の気持ちが基本
まず何よりも、先生への感謝の気持ちをしっかり伝えることが大切です。
例を挙げると、次の通り。
このような言葉は、先生のこれまでの頑張りをねぎらう一言になります。
産休前は、先生にとっても不安や忙しさが重なる時期。
そんな時期に「ちゃんと伝わっていたんだ」と思える感謝の言葉は、何よりの励ましになります。
気遣いの言葉を添えると印象アップ
感謝に加えて、先生の体調やこれからの出産に対する気遣いの言葉を添えると、よりあたたかい印象になります。
例を挙げると、次の通り。
あくまで、応援する気持ちをやさしく伝えるのがポイントです。
個人的な思い出やエピソードがあると心が伝わる
もし可能であれば、子どもと先生の間であった印象的なエピソードをひとつ添えると、より気持ちが伝わります。
たとえば、
などのエピソードを書くことで、先生にとっても自分の仕事が誰かの役に立っていた実感につながります。
ほんの一言でも、「ちゃんと見てくれていた」「覚えてくれていた」と感じてもらえるものです。
保護者から先生へ送るメッセージ例文

ここでは、保護者から先生に送るメッセージの例文をシーン別にご紹介します。
保育園・幼稚園から小学校、中学校、高校まで、さまざまな年代に対応した例文を掲載。
短めの一言メッセージもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
保育園・幼稚園の先生へのメッセージ例文
例文①:子どもへの関わりに深く感謝
先生には、日々きめ細やかに子どもたちを見守っていただき、心より感謝申し上げます。
○○も先生に励まされながら、少しずつ自分に自信を持てるようになりました。
しばらくの間は、どうぞご自身の体を第一にお過ごしください。
ご出産が無事に進まれますよう、心よりお祈りしております。
例文②:お世話になった日々をねぎらう
これまで多くのご配慮をいただき、ありがとうございました。
○○が楽しく園生活を送ることができたのは、先生のあたたかい支えのおかげです。
長いお仕事の日々、本当にお疲れさまでした。
これからはどうかご自分のペースで、穏やかな時間をお過ごしください。
例文③:入園当初からの成長に触れる
入園して間もない頃、不安で泣いてばかりいた○○に、先生はいつも優しく寄り添ってくださいました。
今ではすっかり園が大好きになり、安心して通えるようになったのは、先生の存在があってこそだと感じています。
本当にありがとうございました。
どうかお身体を大切に、笑顔あふれる日々をお過ごしください。
例文④:先生の人柄への感謝を軸に
先生の明るく穏やかなお人柄に、子どもも私たち保護者も日々癒されておりました。
忙しい中でも一人ひとりに目を配り、丁寧に対応してくださったことに、心から感謝しています。
ご出産に向けての大切な時間、どうか無理のないようにお過ごしくださいませ。
例文⑤:ご出産への祈りを丁寧に伝える
いつも子どもたちのために誠実に向き合ってくださり、ありがとうございました。
お腹の赤ちゃんと一緒に過ごす時間が、穏やかで幸せなものでありますように。
ご出産が無事に進み、母子ともに健康であることを心よりお祈り申し上げます。
またお会いできる日を楽しみにしております。
小学校の担任へのメッセージ例文
例文①:授業や指導への感謝を伝える
日々の学習や生活面において、丁寧なご指導を賜り、誠にありがとうございました。
先生の熱心なご対応のおかげで、○○も毎日いきいきと学校生活を送ることができました。
これからしばらくはご自身とご家族を第一に、ゆっくりとした時間をお過ごしください。
ご出産のご無事とご健康を心よりお祈り申し上げます。
例文②:子どもへの変化・成長に着目
○○は入学当初、集団生活に不安を感じておりましたが、先生の優しい声かけや励ましにより、今ではすっかり学校が大好きになりました。
一人の子どもをここまで導いてくださったことに、心より感謝申し上げます。
どうかお身体を大切に、笑顔あふれる新たな時間をお過ごしになられますよう、お祈りしております。
例文③:保護者としての安心感への感謝を込めて
常に落ち着いた対応とあたたかいまなざしで子どもたちを見守ってくださり、保護者としても安心してお任せできる日々でした。
先生のご指導とお人柄に、改めて感謝申し上げます。
新しいご家族を迎えられるまでの大切な時間、どうぞ無理なさらず、穏やかにお過ごしくださいませ。
例文④:学年全体・クラスづくりへの敬意を込めた
いつもクラス全体を丁寧にまとめ、子どもたちが安心して過ごせる環境を整えてくださり、ありがとうございました。
○○も、先生のあたたかい励ましの中で学ぶことができ、とても充実した一年を過ごせたようです。
これからは少しお身体を労わりながら、新たなご家族との時間をお楽しみください。
ご出産のご安産を心よりお祈りいたします。
例文⑤:お別れのさみしさと応援の気持ちを丁寧に表現
先生のご産休を心から応援しつつも、日々のあたたかいご指導がしばらく受けられなくなることを、○○もさみしがっております。
それほどまでに、先生との信頼関係が深かったことを、親として大変ありがたく思っております。
どうかお体を大切に、笑顔とともに新しい日々を迎えられますよう、心よりお祈り申し上げます。
中学校の先生へのメッセージ例文
例文①:思春期の子どもへの配慮を労う
思春期の多感な時期に、○○に寄り添いながら丁寧にご指導いただき、心より感謝申し上げます。
家庭ではなかなか届かない言葉も、先生を通して子どもの中にしっかり根づいていることを日々実感しております。
どうかご無理なさらず、お身体を大切に、穏やかな日々をお過ごしください。
例文②:教科指導と生活指導の両立への敬意を込めて
教科のご指導だけでなく、生活面や心のサポートまで一人ひとりに真摯に向き合ってくださる姿に、常に感銘を受けておりました。
○○にとっても、先生の存在は大きな支えとなっていたようです。
ご出産を控え、ご多忙な日々とは存じますが、どうかご自身のお身体を第一にお過ごしください。
例文③:部活動でのご尽力に感謝
授業だけでなく、部活動でも熱心にご指導くださり、誠にありがとうございました。
子どもにとって、先生の励ましと指導が、大きな自信と成長につながっているように感じております。
しばらくの間は、どうぞ心身ともにご無理なさらず、おだやかな時間をお過ごしくださいませ。
例文④:教師としての姿勢に感謝し尊敬を込めて
先生の誠実で丁寧なご指導に、常に安心して子どもをお任せすることができました。
そのお姿から、子どもだけでなく私たち保護者も多くを学ばせていただきました。
これからはご自身のご健康とご家族との時間を大切に、どうぞ心穏やかにお過ごしください。
ご出産のご無事をお祈り申し上げます。
例文⑤:子どもの成長の節目に立ち会ってくれた感謝を伝える
中学校生活という大きな成長の節目に、○○が先生にご指導いただけたことを、心よりありがたく思っております。
厳しさの中にも常にあたたかさがあり、子ども自身も前向きに学びに向き合うようになりました。
新たな命と向き合う大切な時間、どうか心身を大切に、健やかにお過ごしくださいませ。
高校の先生へのメッセージ例文
例文①:進路指導への感謝を込めて
進路に悩む中、親身になって相談に乗っていただき、誠にありがとうございました。
先生の言葉が、子どもにとって何よりの励ましとなり、安心して前に進む力となったようです。
ご多忙の中とは存じますが、どうぞご無理をなさらず、お身体を大切にお過ごしください。
ご出産のご無事とご健康を心よりお祈り申し上げます。
例文②:自主性を尊重する指導への感謝を表して
日々のご指導において、生徒の自主性を尊重しつつも温かく見守ってくださる先生の姿勢に、深く感銘を受けておりました。
子どもも、先生からの言葉に大きく背中を押された経験が多くあったようです。
どうか穏やかなお時間の中で、ご出産に向けた日々を安心してお過ごしください。
例文③:授業の姿勢と情熱への敬意を込めて
いつも情熱を持って授業に取り組まれ、生徒たちの意欲を引き出してくださったことに、心より感謝申し上げます。
学びに向き合う姿勢だけでなく、人としての在り方をも伝えてくださる先生の存在は、子どもにとってかけがえのないものでした。
新たな命との時間が、笑顔あふれる穏やかなものとなりますよう願っております。
例文④:保護者との連携に感謝
お忙しい中でも、保護者との連携を大切にし、的確なご報告とご配慮をいただきありがとうございました。
学校での様子を知ることで家庭でも安心して支えることができ、私たちにとっても大きな支えでした。
どうぞご出産までの大切な時間を、ゆったりと過ごされますようお祈りいたします。
例文⑤:子どもの成長と心の変化に触れて
高校生活の中で迷いや葛藤の多い時期に、先生にご指導いただいたことで、子どもが少しずつ自分の考えを持てるようになりました。
勉強だけでなく、人との向き合い方を学ぶことができたのも、先生の存在があったからこそです。
ご自身のお身体を大切に、どうぞあたたかいご家庭の中で、穏やかな日々をお過ごしくださいませ。
一言メッセージ例文集25選
これまでのご指導に心より感謝申し上げます。お身体を大切に、ゆっくりお過ごしくださいませ。
先生の優しさに、子どもも日々安心して通うことができました。ご出産が無事に進まれますよう、お祈りいたします。
先生のあたたかいご対応に、親子ともども支えられてまいりました。どうか穏やかな日々をお過ごしください。
日々のご尽力、誠にありがとうございました。これからはどうぞご自愛くださいませ。
先生の丁寧なご指導に、感謝の気持ちでいっぱいです。無事なご出産とご健康を心よりお祈りしております。
子どもの成長を見守ってくださり、本当にありがとうございました。先生にとって素晴らしい時間となりますように。
多忙な中でも、常に誠実にご対応くださり感謝申し上げます。しばらくはご自身の時間を大切にお過ごしください。
先生の笑顔に、子どもも毎日励まされておりました。ご家族との時間が穏やかでありますように。
たくさんのご配慮に感謝いたします。母子ともに健やかでありますようお祈り申し上げます。
あたたかなご指導をありがとうございました。先生の優しさは、子どもにしっかり伝わっていました。
教室での先生の姿が、とても印象に残っています。またお会いできる日を楽しみにしております。
先生の存在が、子どもの学校生活の大きな支えでした。ご出産後もどうぞご健康にお過ごしください。
ご指導のおかげで、子どもは大きく成長できました。感謝の気持ちでいっぱいです。
先生の声かけ一つひとつが、子どもの心に届いていました。本当にありがとうございました。
今まで本当にお世話になりました。新しい命と過ごす日々が幸せなものでありますように。
明るく前向きな先生の姿勢に、いつも励まされていました。穏やかな産休期間になりますよう願っております。
ご出産に向けて大切な時間が始まりますね。ご無理をなさらず、ゆっくりお過ごしください。
子どもが「先生大好き」と話していたのが印象的でした。先生のお人柄に感謝しております。
これまでのご尽力、本当にありがとうございました。先生にとって実りある時間となりますように。
子どもの成長を支えてくださり感謝しております。どうかお身体を第一に、ご自愛くださいませ。
教育への真摯な姿勢に、いつも感銘を受けておりました。新たな命との出会いが幸せなものでありますように。
先生のご指導で、子どもにとって学ぶことの楽しさが広がりました。ご出産のご無事をお祈りしております。
これまで親身なご対応をいただき、誠にありがとうございました。新しい生活が穏やかに始まりますよう願っております。
たくさんの愛情を注いでくださりありがとうございました。また先生の笑顔に会える日を楽しみにしています。
子どもたち一人ひとりに寄り添ってくださり、心より感謝しております。どうかご無理なさらず、心穏やかな毎日をお過ごしください。
産休に入る先生にメッセージを書くときの注意点・マナー

内容が決まっても、ちょっとした言葉の選び方や書き方で印象は変わります。
ここでは、書くときに失礼がないように気をつけたいポイントをまとめました。
ポジティブで前向きな内容にする
産休は、先生にとって新しい命を迎える大切な節目です。
メッセージには、あたたかく前向きな気持ちが伝わる表現を意識しましょう。
たとえば、
- 「お体に気をつけて、ゆっくり過ごしてくださいね」
- 「元気な赤ちゃんに出会える日が楽しみですね」
といった言葉を添えることで、先生に安心感や喜びが伝わります。
ただし、「絶対に元気な赤ちゃんが生まれますように」など、過度な期待や断定的な表現は控えるのがマナー。
やさしく見守るような言い回しを選びましょう。
お祝いと感謝は分けて伝える
産休の先生に伝えたい気持ちは、大きく分けて「これまでの感謝」と「ご出産へのお祝い」の2つです。
この2つを一つの文にまとめてしまうと、それぞれの思いがぼやけてしまうこともあります。
たとえば、以下のように、それぞれ別の文で表現するのがおすすめです。
「いつも子どもに寄り添ったご指導をありがとうございました。」
「どうかお体を大切に、穏やかな時間をお過ごしください。」
このように分けることで、より誠実で伝わりやすいメッセージになります。
手紙の場合は「宛名」に注意する
手紙やメッセージカードで意外と大切なのが、「宛名の書き方」です。
形式が崩れてしまうと、丁寧に書いた内容でも不自然に見えてしまうことがあります。
「○○先生様」はNG
「先生」という言葉は、それ自体が敬称になります。
なので、「○○先生様」と書いてしまうと、敬称が重なって不自然です。
そのため、宛名を書く際は「○○先生」とするのが正しい形式になります。
これだけで十分丁寧な印象になります。
フルネームよりも「苗字+先生」
「宛名はフルネームの方がいいのかな…?」
このように考える方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、フルネームで書くとやや堅苦しく、距離を感じさせることもあります。
そのため、一般的には「佐藤先生」のように、苗字+先生で書くのが自然で丁寧です。
なお、同じ苗字の先生が複数いる場合は、「陽子先生」など下の名前を添えても問題ありません。
まとめ
産休に入る先生へのメッセージは、形式ばらず、心を込めて書くことが何より大切です。
以下のポイントを意識すれば、丁寧であたたかい印象のメッセージになります。
- 感謝の気持ちをはっきり伝える
- 前向きで明るい表現を使う
- お祝いと感謝は分けて書く
- 体調や出産への配慮を忘れない
- 宛名は「○○先生」でOK。フルネームや「先生様」は避ける
- 個人的なエピソードや子どもの様子を添えるとより心が伝わる
最後に大切なのは、「上手に書こう」と気負いすぎないこと。
短くても、あなたの気持ちが込もった一文が、きっと先生の心に届きます。
ぜひ、気持ちを込めて書いてみてくださいね。