子どもが部活を退部するとき、意外と悩むのが「保護者LINEグループでの伝え方」。
- 「ちゃんと挨拶したほうがいいよね…でも、何て書けば失礼にならないの?」
- 「そもそもLINEで報告するのってマナー的にアリ?」
そんな風に戸惑ってしまう保護者の方も多いかもしれません。
そこで本記事では、保護者LINEで部活退部を伝える際のマナーや注意点、そしてそのまま使える例文まで、わかりやすくご紹介します。
悩まず、気持ちよくご挨拶ができるよう、ぜひこの記事をヒントにしてみてくださいね。
部活退部の報告、保護者LINEで伝えても大丈夫?

結論から言うと、保護者LINEでの退部報告は基本的にOKです。
実際、多くのご家庭でLINEを通じて報告やお礼をしているケースも少なくありません。
ただし、伝え方にはちょっとしたマナーがあります。
先生や顧問には、まず直接伝えよう
部活を退部する際には、まず最初に顧問の先生や部活の指導者に、本人または保護者から直接連絡することが大切です。
これは、部活という「学校の活動」に関する正式な連絡になるからです。
電話や面談など、直接気持ちを伝えることで、先生側も納得して受け止めてくれやすくなります。
この連絡が済んだあとで、保護者LINEグループにご挨拶をする、という流れが自然です。
保護者LINEは「感謝とご挨拶の場」として使う
保護者同士のLINEグループでは、退部を「報告」するというより、
「これまでありがとうございました」
という感謝を伝えるご挨拶の場として考えるのがベストです。
投稿する内容は、
「短くてシンプルなあいさつ」+「感謝の言葉」
これが基本となります。
たとえ退部の背景にトラブルがあったとしても、それには触れず、穏やかな文章で気持ちよく締めくくるようにしましょう。
部活退部を保護者LINEで伝えるベストなタイミングとは?

「いつ送ればいいのか分からない…」と迷いがちな退部の報告。
失礼にならないタイミングの目安をお伝えします。
退部報告のタイミングについて
退部報告のタイミングは、退部の前日~当日ごろが最も自然でおすすめです。
この頃には、先生への連絡や手続きも済んでいるはずなので、気持ちよく「ごあいさつ」として投稿できます。
ただ、あまりに報告が早かったり、遅すぎたりすると、
と思われるかもしれません。
そのため、無理のないタイミングで、感謝の気持ちを伝えるのが一番ですね。
退部報告を送信する時間帯はいつがいい?
LINEを送る時間帯も、ちょっと気を配っておくと親切です。
たとえば、
- 夜遅すぎる時間(22時以降など)
- 平日の朝イチ(7~9時ごろ)
これらの時間帯は、忙しかったり、通知が迷惑になったりする場合があります。
そのため、おすすめは、
- 「平日の昼~夕方ごろ」
- 「土日の午後」
など比較的落ち着いている時間帯。
周りの方も無理なく読めるタイミングがベストです。
具体的な日付を入れると親切
メッセージの中には、
「〇月〇日をもって退部することになりました」
と、具体的な日付を入れると伝わりやすく、誤解も避けられます。
読む側からしても、
「あ、今日で最後なんだな」
と気持ちの整理がつきやすくなりますし、お子さんへのねぎらいの言葉もかけやすくなるかもしれません。
部活退部の保護者LINEの例文8選

退部のあいさつを保護者LINEで伝えるとき、どんな文章にすればいいか迷う方も多いと思います。
ここでは、シーン別に使いやすい例文8個をご紹介します。
シンプルな例文
突然のご連絡失礼します。
このたび、○○(子どもの名前)は〇月〇日をもって部活動を退部することになりました。
これまで本当にありがとうございました。
丁寧な例文
いつもお世話になっております。
〇年〇組の〇〇の保護者です。
本人ともよく話し合った結果、このたび〇月〇日をもって部活動を退部することになりました。
短い間でしたが、皆さまにはいろいろとお世話になり、本当に感謝しております。
今後の皆さまのご活躍を心より応援しております。
ありがとうございました。
感謝メインの例文
〇年〇組〇〇の保護者です。
これまで部活動を通じて、親子ともにたくさんの素敵なご縁に恵まれました。
本当にありがとうございました。
〇月〇日をもって退部しますが、皆さまとの時間は大切な思い出です。
今後も陰ながら応援しております。
勉強や受験に専念するための退部あいさつ例文
〇年〇組〇〇の保護者です。
このたび、学業との両立が難しくなってきたため、〇月〇日をもって部活動を退部させていただくことになりました。
部活での経験は本人にとって大きな学びとなり、感謝の気持ちでいっぱいです。
短い間でしたが、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
体調面の理由で退部する場合の例文
〇年〇組〇〇の保護者です。
体調の面で無理がきかない状況が続き、本人とも話し合ったうえで〇月〇日をもって部活動を退部することにいたしました。
ご迷惑やご心配をおかけしてしまったかもしれませんが、これまであたたかく見守っていただき、本当に感謝しています。
短い間でしたが、ありがとうございました。
他の部活への移籍(転部)を伴う退部の例文
〇年〇組〇〇の保護者です。
本人の希望もあり、このたび〇月〇日をもって現在の部活を退部し、別の部に移ることになりました。
これまでの活動の中で、仲間の皆さんや保護者の皆さまに支えていただいたことに深く感謝しております。
本当にありがとうございました。
中学1年生で早期退部するケースの例文
1年〇組〇〇の保護者です。
部活に入って間もない時期ではありますが、本人の気持ちを尊重し、〇月〇日をもって退部することとなりました。
短い間ではありましたが、あたたかく見守ってくださり、ありがとうございました。
皆さまのお子さんのこれからの活躍を応援しております。
転校に伴う退部のあいさつ例文
〇年〇組〇〇の保護者です。
急なお知らせになりますが、家庭の都合により〇月に転校することとなり、あわせて部活動も退部することになりました。
部活ではたくさんの良い経験をさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
これまで本当にありがとうございました。
部活退部を保護者LINEで伝えるときの注意点

ここでは、トラブルを避けるために気をつけたいポイントを紹介します。
批判や愚痴は書かない
退部の理由に、もしかしたら不満やトラブルがあったというケースもあるかもしれません。
しかし、
「他の保護者が○○だった」
「部の雰囲気が合わなくて…」
などの内容は、受け取る側によってはトゲのある印象になってしまうため、詳しく書くのは避けましょう。
保護者LINEはあくまで共有とごあいさつの場。
感謝の気持ちだけを伝えるようにするのがベストです。
長文・感情的な文章は控えめにする
「いろいろ伝えたい気持ちがある…」
このように思っている保護者の方もいるかもしれません。
ですが、LINEの投稿は、なるべくシンプルにまとめましょう。
あまりに長い文章だったり、感情が前面に出すぎると、読む側もどう反応していいか迷ってしまいます。
たとえ感謝の気持ちでも、スッキリとした短めの文章の方が、好印象で伝わりやすいですよ。
LINEグループの退会はあいさつの後がベスト
子どもが部活を退部したあと、保護者LINEグループから抜けるタイミングも、ちょっとした気づかいがあると安心です。
たとえば、LINEで、
「これまでありがとうございました」
とあいさつした直後にすぐ退会してしまうと、ちょっと冷たい印象になってしまうこともあります。
そして、メッセージに気づくのが遅れた人は、
「あれ?もういない…?」
と、戸惑ってしまうかもしれません。
そこでおすすめなのは、あいさつを送ってから1日~数日ほど間をあけて退会することです。
ゆるやかにフェードアウトするような形だと、周りにも自然な印象を与えられます。
中には、そのままグループに残っている人もいるでしょう。
しかし、お子さんが完全に活動を終えたのであれば、
「あいさつ→少し時間をあけて退会」
という流れがスムーズでおすすめです。
まとめ
今回は、保護者LINEで部活退部を伝える際のマナーや注意点、例文をご紹介しました。
子どもの部活退部を保護者LINEで伝えるときは、伝えるタイミングや言葉の選び方に少し気を配ることが大切です。
ちょっとした工夫をすることで、トラブルなく、気持ちよく区切りをつけることができます。
難しく考えすぎず、感謝の気持ちを込めて、シンプルで丁寧に伝えることを意識してみてください。
この記事で紹介した例文も参考にしながら、あなたらしい言葉で気持ちよく締めくくるお手伝いができればうれしいです。