子どもが部活に入ると、春の保護者会で「一言、自己紹介をお願いします」と言われることがあります。
しかし、
- 「えっ、一言って何を話せばいいの…?」
- 「人前で話すのが苦手で、すごく緊張する…」
と不安に感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、部活保護者会での自己紹介に使える一言例文を5つご紹介します。
さらに、緊張を和らげるコツや話すときのちょっとしたポイントもあわせてまとめました。
初めての保護者会でも安心して自己紹介ができるよう、参考にしてみてくださいね。
部活保護者会の自己紹介で話す一言のポイント

誰でも使いやすい自己紹介の組み立て方を、3つのポイントに分けてご紹介します。
名前と子どもの学年・部活ポジション
まず最初に伝えるのは、
この2つの情報です。
たとえば、
「1年の○○(子どもの名前)の母、○○です。」
というように、自分の名前を忘れずに伝えることが大切です。
子どもが特定のポジションに就いている場合は、
例:バレーボール部のリベロ、吹奏楽部のトロンボーン担当
など、軽く触れると他の保護者にもわかりやすくなります。
入部して感じていること
次に、
などを、短く添えてみましょう。
たとえば、
「部活から帰ってくると、すごく楽しそうに話してくれるので、いい仲間と出会えたことが嬉しいです。」
といった内容でOK。
大げさに話す必要はありませんが、「前向きに見守っているよ」という気持ちが伝わると、聞いている側にも温かく届きます。
今後の保護者としてのスタンス
最後に、今後の保護者としての関わり方やスタンスを軽く添えて締めくくると、印象がとてもよくなります。
たとえば、
「まだ勝手がわからないことも多いですが、できる範囲でお手伝いできればと思っています。」
といった一言だけでも、「一緒に頑張っていきましょう」というメッセージが伝わります。
無理に“完璧な言葉”を考えようとしなくても大丈夫です。
あなたの素直な気持ちを、短くシンプルに伝えることが一番大切です。
部活保護者会の自己紹介で使える一言例文5選

ここでは、部活の保護者会で使える一言自己紹介を5つのタイプ別にご紹介します。
「これなら言えそう」と思えるものを、ぜひ参考にしてみてください。
シンプル丁寧パターン
「〇年〇組の〇〇(お子さんの名前)の母(父)です。至らない点もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
ちょっとユーモア入りパターン
「〇〇の母です。運動は苦手なので、陰からそっと応援するタイプですが、できることがあればお手伝いします!よろしくお願いします。」
控えめで緊張している方向け
「〇〇の母です。緊張していてうまく話せないかもしれませんが、皆さんと少しずつ関われたらと思っています。よろしくお願いいたします。」
シングルマザー/共働きの場合
「〇〇の母です。仕事の都合で参加が限られることもあるかと思いますが、できる範囲で協力していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。」
子どもが初めての部活加入時
「〇〇の母です。初めての部活なので、子どもも私もドキドキしていますが、いろいろと教えていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。」
二人目・きょうだいでお世話になっている場合
「〇〇の母です。上の子も同じ部でお世話になっていて、今回で2人目になります。部の雰囲気もよく、親子ともに安心して関わらせていただいています。引き続き、よろしくお願いいたします。」
引っ越してきたばかり・新しい保護者
「〇〇の母です。つい最近、引っ越してきたばかりで、まだわからないことも多いのですが、子どもも新しい環境での部活を楽しみにしているようです。ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。」
部活経験がある親(元○○部)
「〇〇の父です。実は私自身も学生時代に同じ部活に所属していたので、当時を思い出しながら子どもの活動を見守るのが楽しみです。部の雰囲気や方針についても勉強させていただきながら、できる範囲で関わっていければと思っています。よろしくお願いいたします。」
部活保護者会の一言自己紹介で緊張しないためのコツ

自己紹介で、緊張を和らげて、落ち着いて一言を話せる3つのコツをご紹介します。
事前にメモして練習しておく
いきなり本番で話そうとすると、誰でも緊張してしまうもの。
そんなときは、あらかじめ話す内容をメモに書いて、口に出して練習しておくのが安心です。
文章にしっかりまとめなくても大丈夫です。
「名前・子どもの学年・ひとこと感想」
のように、箇条書きでサラッとメモするだけでも、頭が整理されます。
短くてOKなので、自分の言葉で声に出してみるだけで、かなり気持ちが落ち着きますよ!
「笑顔+一言」でOKと割り切る
完璧に話そうとすると、かえって緊張してしまいます。
そんなときは、
「笑顔で、短くひとこと言えればそれでOK!」
と割り切ることがポイントです。
たとえば、
「1年の○○の母です。まだ分からないことばかりですが、よろしくお願いします。」
これくらいの内容でも、十分に気持ちは伝わります。
むしろ、難しい言葉を使うより、シンプルな言葉と笑顔のほうが好印象を与えられることもあります。
「失敗しないように」より、「感じよく伝わればOK」と考えるだけで、グッと楽になります!
最初の人より後に話すメリット
緊張しやすい人ほど、トップバッターは避けるのが得策。
周りの保護者の自己紹介をいくつか聞いてから話すと、
- 「このくらいの長さでいいんだ」
- 「こういう雰囲気なんだな」
と、自然と感覚がつかめてきます。
可能であれば、自分の番が回ってくるまで、軽く内容を頭の中でなぞっておくのもおすすめです。
「話し方は人それぞれでいいんだ」と思えると、自分らしい一言を安心して伝えられます。
部活保護者会の自己紹介で避けたい一言NGパターン

自己紹介の場では、「何を話さない方がいいか」という点も大切です。
なぜなら、悪気はなくても、ふとした一言で場の空気がちょっと気まずくなってしまうこともあるからです。
なのでここでは、部活保護者会で気をつけたいNGパターンの例をご紹介します。
長すぎる自己PR
つい緊張から、何を話していいか分からなくなり、
- 「自分のこと」
- 「子どもの成績」
- 「家庭の話」
などを長々と話してしまうケースがあります。
保護者会では、多くの人が順番に自己紹介するため、ひとりあたりの時間は、ごく短めが基本。
なので、話が長くなると、後の人にプレッシャーをかけてしまうこともあります。
ですから、
「名前・学年・一言感想」
この3点に絞って、1分以内におさめることを目安にしましょう。
部活批判・教育論になってしまう
日頃の不満や、先生への要望などを自己紹介の中で言いたくなる気持ちも分かります。
ですが、保護者会の自己紹介はあくまで「交流の第一歩」であり、意見や指摘をする場ではありません。
たとえば、
「練習時間が多すぎるのではないでしょうか?」
「もっと成績を優先すべきだと思います」
などの発言は、場の空気をピリッとさせてしまう可能性が高いです。
そのため、そういった話題は、個別の相談や別の機会に伝えるのがベターです。
内輪ウケになりすぎる発言
仲のいい保護者同士であれば、ちょっとした冗談や内輪ネタで笑いが起きることもあります。
しかし、初めて顔を合わせる場で、
- 身内ノリ
- 部内でしかわからない話題
などは、他の保護者が置いてけぼりになってしまう原因にもなります。
ですから、自己紹介では、誰が聞いても分かりやすくて、感じのいい話し方を意識しましょう。
まとめ
今回は、部活保護者会での自己紹介に使える一言例文や、緊張しないコツなどをご紹介しました。
保護者会の自己紹介は、誰でも少し緊張するもの。
でも、あらかじめ一言を考えておけば、気持ちに余裕を持って臨めます。
今回ご紹介したように、シンプルな挨拶からユーモアを交えたものまで、自分に合ったスタイルで伝えることが大切です。
無理なく、自然なかたちで自己紹介できるよう、どれか一つでもヒントになれば嬉しいです。
ちなみに、部活保護者会で役立つ情報をまとめた記事が他にもありますので、良ければ参考にしてみてください▼