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部活保護者会の役員決め、どう進める?トラブルを防ぐスムーズな進め方を解説

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保護者会で一番頭を悩ませるのが、毎年やってくる役員決め。

「できればスムーズに、トラブルなく決めたい」と思っていても、

  • 「誰も立候補しない…。」
  • 「毎年同じ人に負担がかかってしまう…。」

といった悩みに直面することも多いのが現実です。

そこで本記事では、部活保護者会の役員決めをスムーズに進めるための方法や工夫について、わかりやすくご紹介します。

無用なトラブルを防ぎ、保護者同士が気持ちよく関われる場を作るためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

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部活保護者会の役員を決めるための進め方3選

ここでは、役員決めでよく使われている3つの方法をご紹介します。

立候補+推薦方式

最もオーソドックスで、いろんな保護者会で採用されているのが、この方法です。

まず「やってもいいですよ」という方に立候補してもらい、希望者がいない場合は、周囲から推薦する形で進めます。

推薦された方がその場で「引き受けます」と答えるケースもありますし、「一度持ち帰って考えます」というパターンも珍しくありません。

ポイントは、立候補しやすい空気を作ることです。

たとえば、

  • 「一人で大変な役ではありません」
  • 「わからないことはフォローしますよ」

など、やわらかく伝えるだけでも安心感が生まれるでしょう。

くじ引き・ジャンケン方式

公平性を重視したい場合に選ばれやすいのが、くじ引きやジャンケンによる決め方です。

「毎回同じ人が役員になってしまう…」

などの不満が出ないように、ランダムで決めるという方法です。

もちろん、「仕事の都合でどうしても無理」という方には配慮する必要があります。

ただ、一度この方式を決めておくと、心理的なハードルが下がるという声もあります

ジャンケンなら場も少し和みますし、時間もかからないというメリットが存在します。

事前アンケート+話し合い

最近増えているのが、事前にアンケートを取っておいて、その結果をもとに役員を決める方法です。

例えば、

  • 「役員をしてもよいかどうか?」
  • 「どんな役割ならできそうか?」
  • 「避けてほしい理由(仕事・介護など)があるか?」

といった項目を事前に聞いておき、話し合いの場ではその情報を参考にしながら調整するスタイルです。

この方法の良いところは、その場で急に決められるプレッシャーがないという点。

また、配慮が必要な事情も最初から把握できるので、全体として納得感のある決め方になりやすいです。

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部活保護者会の役員をスムーズに決めるための工夫

役員決めを少しでも穏やかに進めるためには、「進め方」だけでなく事前のちょっとした工夫がとても大切です。

ここでは、役員決めをスムーズに決めるポイントを4つご紹介します。

「仕事内容の見える化」を事前にしておく

役員を引き受けたことがない人にとって、「どんなことをするのか分からない」というのが一番の不安材料です。

そこでおすすめなのが、仕事内容をあらかじめ書き出しておくことです。

たとえば、

  • 年に何回くらい集まりがあるのか?
  • どんな行事のサポートがあるのか?
  • 役割分担(会長・副会長・会計など)はどうなっているのか?

など、できるだけ具体的に伝えるだけで、安心して立候補しやすくなります。

「思っていたより大変じゃないかも」

と感じてもらえるだけでも、空気がずいぶん変わりますよ。

立候補しやすい雰囲気づくり

「立候補」と言われると、どうしても身構えてしまう人も多いですよね。

だからこそ、少しでも立候補しやすい雰囲気をつくることが大切です。

たとえば、

  • 「サポート体制があるので安心です」とひと声添える
  • 「わからないことはフォローしますよ」と先輩保護者が伝える
  • 役割を“ペア制”にして、一人に負担がかからないようにする

といった小さな配慮や言葉をかけてみましょう。

このような雰囲気を作っていくことにより、

「じゃあやってみようかな」

と思える方が出てくるかもしれません。

前年との公平性を配慮する

毎年のように同じ人にお願いするのは、やはり不公平感が出やすく、トラブルの元になります。

そのため、過去に役員をやった方のリストを共有しておくと便利です。

「まだ一度も役をやっていない方を優先に…」

というように、全体でのバランスを見ながら話を進められると、納得感も生まれやすくなります。

もちろん、家庭の事情などで難しい方への配慮も忘れずにしたいところです。

欠席者対応(事前連絡など)も明確に

役員決めの話し合いにどうしても参加できない保護者がいる場合、その方をどう扱うかもあらかじめ決めておくとスムーズです。

たとえば、

  • 欠席する場合は、事前に「役員を引き受けられるかどうか」の意思を伝えてもらう
  • 決まったことは必ず後日共有し、フォローの連絡を入れる

など、欠席者が「知らないうちに決まってた」とならないようにすることが大切です。

こうした対応がきちんとしていると、全体の信頼感にもつながります。

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部活保護者会の役員決めでトラブルを防ぐポイント

役員決めは、人と人との関わり方が出やすい場面でもあります。

だからこそ、小さなすれ違いや誤解から、思わぬトラブルに発展する場合も考えられます。

ここでは、そんな事態を防ぐために大切な「空気の作り方」や「負担の分散」について、いくつかのポイントを紹介します。

「やって当然」にならない雰囲気作り

保護者同士の関係を良好に保つためには、「誰かがやるのが当然」という空気を作らないことがとても大切です。

役員決めの場では、

  • 「去年やってないのであれば、あなたの番ではないでしょうか?」
  • 「このくらい、みんなやってますよ。」

といった言葉が出てしまうかもしれません

しかし、これらは悪気のない一言であっても、相手にプレッシャーを与えてしまう可能性があります

そのため、無理にお願いするよりも、「できる人が気持ちよく引き受けられるような雰囲気」を目指しましょう。

そんなスタンスで進めることで、場の印象もグッとやわらかくなります。

一人に負担を集中させない

役員を引き受けてくれた方がいても、その人だけに仕事が集まってしまう…というのは避けたいところ。

たとえば、

  • 「何でも分かっているから」
  • 「前もやっていたから」

といって、その人に甘えすぎてしまうと、結果的に不満や疲弊につながってしまいます。

そのため、役員に任せきりにせず、

  • ちょっとした連絡係を担当する
  • 行事の手伝いなども他の保護者ができる範囲で関わるようにする

などを行うことで、「みんなでやってる感」が出てきます。

そして、その意識の積み重ねによって、トラブルを防ぐ土台になるのです。

役割を分担して軽くする提案も

「会長」や「代表」といった肩書があると、「責任が重そう…」と感じてしまう方も少なくありません。

そこでおすすめなのが、役割を分担して軽くするという工夫です。

例を挙げると、次の通り。

  • 「会長一人」 → 「会長+副会長のペア制にする」
  • 「会計」 → 「金銭の管理係と記録係に分ける」
  • 「行事対応」 → 「行事ごとに「担当チーム」をつくる」

このようにすれば、1人あたりの負担がぐっと軽くなりますし、

「それならやってもいいかも」

と感じる人も増えてきます。

「どうしても一歩が踏み出せない人」にとっても、参加しやすい仕組みになるはずです。

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まとめ

今回は、部活保護者会の役員決めをスムーズに進めるための方法や工夫をご紹介しました。

部活の保護者会で行われる役員決めは、毎年なんとなく気が重い…という声も多いもの。

ですが、あらかじめ進め方や工夫を考えておくだけで、ずっとスムーズに進めることができます。

大切なのは、

  • 誰かに負担が偏らないこと
  • 無理なく協力し合える雰囲気を作ること
  • みんなが納得できる形で決めること

この3つです。

役員決めが気持ちよく終われば、その後の保護者会もきっといいスタートが切れるはずです。

無理なく、ゆるやかに協力しあえる関係づくりのヒントとして、今回の記事をぜひ参考にしてみてくださいね。

ちなみに、部活保護者会で役立つ情報をまとめた記事が他にもありますので、良ければ参考にしてみてください▼

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