文化祭は学校生活の中でも大きな行事のひとつですが、誰もが楽しみにしているとは限りません。
実際、私は文化祭の「準備」がとてもつらくて、毎日のように「もう行きたくないな」と思っていました。
クラスの雰囲気になじめなかったり、放課後に居場所がないと感じたり、理由は人それぞれあると思います。
でもその気持ちは、決してわがままでも、甘えでもありません。
この記事では、私が文化祭準備にどう向き合ったのか、そして実際に「行かない選択」をしたときに何が起きたのかを、正直に書いていきます。
同じように悩んでいるあなたが、少しでも気持ちをラクにできるきっかけになれば嬉しいです。
私が文化祭準備に行きたくなかったとき、実際にやったこと

文化祭の準備って、思ってる以上にストレスがたまりますよね。
私は当時、クラスの雰囲気にうまくなじめず、「準備の時間が本当に苦痛…」と感じていました。
毎日放課後に集まって、決められた役割をこなさないといけない。
でも、自分はその空間にいるだけで息苦しくて、正直、行きたくありませんでした。
ここでは、そんな私が実際にとった行動についてお話しします。
親に相談したときのこと
まず最初にしたことは、親に正直な気持ちを伝えることでした。
私はもともと家ではあまり学校のことを話さないタイプ。
しかし、そのときはもう我慢できなくて、
「文化祭の準備がつらい。行きたくない」
とポロッと言ってしまいました。
親は最初少し驚いていましたが、否定することはなく、
「それだけつらいなら、無理に行かなくても大丈夫だよ」
と言ってくれました。
もちろん、「ちゃんと参加したほうがいいんじゃない?」という反応も少しはありましたが、ちゃんと気持ちを受け止めてくれたことが救いでした。
その日から、
「今日はどうだった?無理しなかった?」
と気にかけてくれるようになって、家で安心して過ごせるようになったのが本当にありがたかったです。
思いきってサボった日の話(結果どうなったか)
ある日、どうしても準備に行く気持ちになれず、「体調が悪い」と伝え、学校を欠席しました。
その日は家で静かに過ごしていましたが、
「これでよかったのかな…」
と少し不安も感じていました。
しかし、翌日登校してみると、クラスメイトから特に責められることもなく、
「昨日いなかったね」
と軽く声をかけられた程度でした。
思っていたよりも周囲の反応は穏やかで、「1日休んだくらいでは、意外と大丈夫なんだな」と安心したのを覚えています。
もちろん、学校やクラスによって雰囲気や反応は変わるかもしれません
ですが、心が限界に近いときには、思い切って休むという選択も必要だと、私は思います。
文化祭準備に行かないとどうなる?リアルな話

ここでは、私や周りの人が実際にどうだったかをもとに、「行かなかったらどうなるのか」を正直にお話しします。
学校の反応(内申や成績への影響は?)
まず気になったのが、「内申に響くのでは?」ということでした。
結論から言うと、私の場合は、文化祭準備を何日か休んでも、通知表に大きく影響したことはありませんでした。
もちろん、皆勤賞などにはなりませんでしたが、成績が下がるようなことはありませんでした。
ただし、これは学校や先生によって考え方が違うので、絶対に大丈夫とは言いきれません。
心配な場合は、事前に親と話し合い、
- 体調不良
- 家庭の事情
など、ちゃんとした理由をつけて連絡しておく方が安心です。
大事なのは、「サボった」ではなく、「無理をしなかった」と伝わるようにすることです。
クラスメイトとの関係はどうなった?
文化祭の準備を休むことで、一番怖かったのが「クラスで浮くんじゃないか」という不安でした。
でも実際には、そこまで深く気にされていないことが多かったです。
もちろん、「なんで来ないの?」みたいに言ってくる人もゼロではなかったです。
しかし、ほとんどの人は自分の作業で忙しくて、他人のことにあまりかまっていませんでした。
私が少しだけ参加したときも、
「あ、来たんだー」
くらいの反応で終わったので、思っていたより周りの目は厳しくなかったと感じました。
ただし、班のメンバーと一緒に動いていた人などは、関係がぎくしゃくしてしまうこともあったので、状況によって変わってくると思います。
実際に行かなくてどう感じたか
私は、数日間文化祭の準備を休んだことで、正直かなり気持ちが軽くなりました。
放課後のプレッシャーから解放されて、家に帰ってからは自分のペースで過ごせるようになり、
「あのとき、思い切って休んで本当によかった」
と感じました。
休んだことで不安も少しありましたが、学校に戻ってみると、大きな問題は起きませんでした。
なので、「無理に頑張り続けなくても大丈夫だったんだ」と思えました。
あのとき、自分の気持ちを大切にする選択ができてよかったと、今でも思っています。
どうしても行きたくないときの対処法・言い訳

ここでは、実際に私が使ったり、考えておいてよかったと思う「対処法」や「言い訳」についてまとめます。
無理に頑張るのではなく、自分の心と体を守るための手段として使ってほしいです。
「体調不良」「家庭の事情」など無理しない理由
どうしても行けないときは、正直に「つらい」と言えれば一番良いですが、それが難しい場合もありますよね。
そんなときは、「体調不良」や「家庭の事情」など、当たりさわりのない理由を使って休む方法があります。
たとえば、
- 「頭が痛い」
- 「お腹の調子が悪い」
- 「家の用事で今日はちょっと行けない」
などです。
こういう言い方なら、無理に詳しく説明しなくても済むので、気持ちがラクになります。
もちろんウソをつくのは良くないという意見もあるでしょう。
ですが、心が限界に近いときは、それもひとつの“自分を守る方法”だと私は思います。
親や先生への伝え方
休むときに大事なのが、「どう伝えるか」ということ。
ストレートに「文化祭なんか行きたくない」と言うと、相手がびっくりしたり、話をちゃんと聞いてもらえないこともあります。
そこでおすすめなのが、やわらかく気持ちを伝える言い方です。
たとえば親には、
- 「最近ちょっと疲れてて、準備がつらい」
- 「どうしても気が重くて、今日は行きたくない」
先生には、
- 「体調があまりよくなくて、準備の参加が難しいです」
- 「家庭の事情で今日は行けません」
こうした伝え方にすると、相手も「なるほど」と受け止めやすくなります。
本音を100%伝えなくても、こういった伝え方ひとつで、自分を守ることができます。
一日だけ休む vs 全部行かない、どっちがいい?
これはとても迷うところだと思います。
私も最初は「全部行かない!」と思っていたのですが、結果的には“とりあえず一日休む”のが自分には合っていました。
一日だけでも休むと、心が少し落ち着きます。
そのうえで、「やっぱり無理だな」と思えば、その後も無理しない選択をすればいいし、「行けそうかも」と思えたら参加してみてもいいんです。
一気に決めようとせず、その日その日の自分の状態で考えていいと思います。
無理をしない範囲で、「今日はどうしたいか」を自分に問いかけてみてください。
文化祭の準備に行かないことで気づけたこと

文化祭の準備を休んだことで、私は「ただサボった」という罪悪感よりも、いろんな気づきを得ることができました。
それは、教室の中にいたら気づけなかったこと。
周りとちょっと距離をとったからこそ見えたことです。
ここでは、私が感じた3つのことをお伝えします。
頑張ることが正解とは限らない
文化祭って、頑張っている人が目立ちますよね。
班をまとめたり、装飾を率先してやったり。
そういう人を見ていると、
- 「私もああしなきゃ」
- 「何か役に立たなきゃ」
って思ってしまうものです。
でも、実際に準備を休んでみてわかったのは、「頑張る=正しい」ではないということ。
それぞれに得意・不得意があって、体力や気持ちの余裕も違います。
自分の限界を超えて無理に頑張ってしまう方が、あとあとしんどくなることもあります。
だから、「私はちょっと休む」という判断も、ちゃんと正解なんだって思えるようになりました。
つらいときは「逃げる」も選択肢
学校って、「逃げたら負け」みたいな空気、ありませんか?
でも、私にとっては、文化祭準備から少し“逃げた”ことで、ちゃんと自分の気持ちに向き合う時間が取れました。
本当にしんどいときは、その場にい続ける方がつらい。
そんなときは、思いきって「距離をとる」「離れてみる」ことも必要だと思います。
逃げるって、かっこ悪いことじゃなくて、自分の心を守るための行動だと気づきました。
もちろん、ずっと避け続ける必要はないけど、「ちょっとだけ逃げる」という選択肢を持っていていいと思います。
同じ気持ちの人はちゃんといる
私は準備を休んでいた間、「自分だけがこう思ってるのかな…」とすごく不安になっていました。
でも、あとから話してみたら、同じようにしんどいと感じていた人が意外とたくさんいたんです。
ただ、みんな言い出せないだけ。
表では笑っていても、心の中では「面倒だな」「行きたくないな」と感じていた人はいました。
だから、もし今あなたが「文化祭つらい」と思っているなら、その気持ちはあなただけじゃありません。
声に出していないだけで、同じように悩んでいる人はきっとそばにいます。
まとめ
文化祭の準備に行きたくないと思うのは、決しておかしなことではありません。
感じ方も、得意・苦手も、人によってそれぞれ違います。
だから、無理に頑張り続けなくても大丈夫。
休んだっていいし、距離を取ってもかまいません。
いちばん大切なのは、自分の気持ちをちゃんと守ることです。
この記事が、今つらさを感じているあなたの心を、少しでも軽くできたなら嬉しく思います。