学校で大きな行事のひとつである「生徒会選挙」。
立候補したものの、
- 「どうすれば投票してもらえるんだろう…」
- 「みんなが応援したくなる人ってどんな人なんだろう?」
と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、「投票したくなる人の特徴」をわかりやすく紹介し、当選につながるスピーチや普段の行動のポイントも解説します。
生徒会選挙を前向きに挑むためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
生徒会選挙で投票したくなる人の特徴5選

「この人に投票したい!」と思われるには、スピーチの内容だけでなく、普段の姿や性格も大きなポイントになります。
ここでは、投票したくなる人に共通する特徴を5つ紹介します。
① 明るくて話しかけやすい性格
生徒会に入ると、色々な学年やクラスの生徒から意見を聞く場面がたくさん出てきます。
そのときに「この人なら話しやすいな」と感じてもらえると、多くの人に信頼されやすくなります。
たとえば、
- いつも笑顔であいさつしている人
- 友達に気軽に声をかけられる雰囲気を持っている人
などは、自然と応援したくなる存在です。
② クラスや学校で普段から信頼されている
投票する人は、「この人に任せて大丈夫かな?」という視点で候補者を見ています。
だからこそ、普段から信頼されているかどうかがとても大切です。
授業や係活動、行事などでしっかり役割を果たしている人は、
- 「真面目だな」
- 「責任感あるな」
と評価されやすくなります。
③ 責任感があり、行動力を感じさせる
生徒会は、実際に学校を良くするための行動が求められます。
そこで重要なのが、責任感と行動力です。
たとえば、
- 掃除の時間に率先して取り組む
- クラスのトラブルがあったときに冷静に対応したりする
など行動は、小さなことでも大きな信頼につながり、「この人なら任せたい」と思わせます。
④ 「みんなのために働く姿勢」を見せている
選挙で投票するとき、多くの人は「自分のためじゃなく、みんなのために動いてくれる人」に期待します。
だからこそ、「私がやりたいこと」よりも、
「みんなが過ごしやすい学校にするために」
という姿勢をアピールすると、票を集めやすくなります。
たとえば、
「自分の好きなイベントを増やしたい」
よりも
「みんなで楽しめるイベントを工夫したい」
という言い方のほうが、共感してもらえます。
⑤ 自分の考えを分かりやすく伝えられる
最後に大事なのは、「伝える力」です。
どんなに良い考えを持っていても、それが伝わらなければ相手に響きません。
スピーチのときは、難しい言葉や長すぎる説明は避け、シンプルにまとめることが大切です。
たとえば、
「私は○○を実現したい。そのために□□をやります」
という流れで話せば、聞いている人もイメージしやすくなります。
生徒会選挙で投票したくないと思われる人の特徴

どんなにやる気があっても、普段の行動やスピーチの内容次第で印象が悪くなることもあります。
ここでは、投票されにくい人の特徴をわかりやすく紹介します。
① 自分のために立候補しているように見える
生徒会選挙は「みんなの学校を良くするため」に行うものです。
ところが、
- 「生徒会長になったらカッコいいから」
- 「とにかく目立ちたいから」
というように、自分のためだけに立候補しているように見えると、投票は集まりにくくなります。
有権者(=クラスメイトや学校の仲間)は、「その人が当選したら学校がどう良くなるのか」を知りたいのです。
だからこそ、立候補する理由や公約では「みんなのため」「学校全体のため」を意識して伝えることが大切です。
② 普段の生活態度が悪い
どんなに立派なスピーチをしても、普段の生活態度が悪いと、
「本当にやってくれるのかな?」
と不安に思われてしまいます。
例えば、
- 授業中に私語ばかりしている
- 提出物をよく忘れる
- クラスのルールを守らない
- 人によって態度を変える
こうした行動は、信頼を失う原因になります。
生徒会は模範的な存在として見られるので、日ごろから誠実な行動を積み重ねることが、投票してもらえるかどうかを左右するのです。
③ 公約が非現実的で空回りしている
「学校をもっと良くしたい!」という思いは大切です。
しかし、実現できないような公約を掲げると逆効果になることがあります。
例えば、
- 「給食を毎日デザート付きにします!」
- 「授業を半分に減らします!」
- 「体育祭を毎月開催します!」
といった非現実的な公約は、聞いている人に、
「この人は本気で考えていないのかな?」
と思わせてしまいます。
生徒会選挙で投票したくなるスピーチの作り方

ここでは、投票したくなるスピーチを作るためのポイントを紹介します。
① 公約は現実的で分かりやすくする
先ほども説明したように、非現実的な約束では信頼を得ることはできません。
だからこそ、スピーチで話す公約は「誰もがイメージできる、実現できそうな内容」であることが大切です。
とはいえ、
「現実的な公約なんて思いつかない…」
と悩む人も多いでしょう。
そんなときは、以下の記事を参考にしてみてください▼
② インパクトを残す工夫をする
どんなに良い公約を話しても、他の候補者と同じようなスピーチでは印象に残りません。
そこで大事なのは「聞いた人の心に残る工夫」を入れることです。
例えば、次のような方法があります。
- 「つかみ」でユーモアのある言葉を入れる
- 聞いている人が共感できるネタを使う
- 締めの言葉で独特なフレーズを使う
インパクトのある演説の作り方については、以下の記事でくわしく紹介しています▼
③ 笑顔や目線など非言語の印象も大切
スピーチでは「話す内容」だけでなく、表情や態度も大きなポイントになります。
なぜなら、人は言葉だけでなく、見た目や雰囲気からも印象を受け取っているからです。
実際の振る舞いとしては、次のような工夫があります。
- 笑顔で話す:「この人は楽しそうに頑張ってくれそう」という印象
- 聞いている人を見ながら話す:「誠実に伝えようとしている」という印象
- 姿勢をまっすぐにする:「堂々としている」という印象
少し緊張していても、「笑顔」「目線」「姿勢」を意識するだけで、スピーチの印象は良くなります。
まとめ
生徒会選挙で「この人に投票したい!」と思ってもらうには、特別な才能や立派な言葉が必要なわけではありません。
大切なのは、普段の行動やちょっとした心がけです。
- 明るく話しかけやすい雰囲気を持つこと
- クラスや学校で信頼を積み重ねること
- 責任感を持って行動すること
- 「みんなのため」という気持ちを忘れないこと
- 自分の考えをわかりやすく伝える
また、スピーチのときは、難しい言葉よりもシンプルに。
そして、少しの工夫(問いかけやキャッチフレーズ)でインパクトを残すことができます。
つまり、
「日ごろの姿勢」+「分かりやすいスピーチ」= 投票したくなる人
なのです。
少しずつ意識を変えていけば、きっと「この人に任せたい!」と思ってもらえる存在になれるはずです。