授業中についスマホを使ってしまい、先生に没収。
その後、「反省文」を提出することになり、
- 「どうやって書けばいいの？」
- 「何を書いたら怒られない？」
と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、スマホの使用で反省文を書くことになった高校生に向けて、正しい書き方のポイントと例文をご紹介します。
反省の気持ちをしっかり伝え、誠実な文章を書くためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
スマホ没収で反省文を書くときの3つのポイント
ここでは、反省文を書くときに大切な「3つのポイント」を紹介します。
これを意識するだけで、内容がしっかりして説得力のある反省文になります。
正直な気持ちを書く
まず大事なのは、「ウソをつかないこと」です。
先生は、完璧な人間じゃなくても、しっかり自分の行動を認めて、正直に反省している人を信頼します。
そのため、
「つい通知が気になってしまいました」
「ちょっと気を抜いてしまいました」
など、自分の本当の気持ちを書いてOKです。
大人っぽく見せようと無理にカッコつける必要もありません。
ありのままの言葉で、正直に書くことが大切です。
自分の行動をしっかりふり返る
次に、自分が「何をしたのか」「なぜそうなったのか」を具体的に書きましょう。
「スマホを使ったことが悪い」とわかっているだけでなく、「なぜその場面で使ってしまったのか」を考えることで、反省文の内容に深みが出ます。
例を以下に挙げます。
ふり返ることで、「自分の弱点」や「気をつけるべきポイント」が見えてきます。
これが、次の「再発防止」につながります。
今後どうするか（再発防止）を書く
最後に、「これからはどうするか」をはっきり書きましょう。
ただ謝るだけだと、「またやるんじゃないか」と思われてしまいます。
大切なのは、「同じことを繰り返さない」という気持ちを伝えることです。
具体的な書き方の例を挙げると、下記の通り。
このように「行動の変化」を書くと、先生にも「この子は本当に反省しているな」と伝わります。
スマホ使用の反省文の書き方テンプレート
反省文について、何から書けばいいか分からないと悩む人は多いでしょう。
ここでは、スマホの使用に関する反省文を書くときの基本の構成を紹介します。
① あいさつ文
最初は、礼儀としてのあいさつ文から始めましょう。
例を挙げます。
「このたびは授業中にスマートフォンを使用してしまい、大変申し訳ありませんでした。」
このように、何に対して謝っているのかを明確に書くことで、先生も「ちゃんと理解しているな」と感じてくれます。
最初の一文で、反省の気持ちをしっかり伝えることが大事です。
② スマホを使った理由（正直に）
次は、なぜスマホを使ってしまったのか、自分の言葉で正直に書きましょう。
言い訳ではなく、「こういう状況だった」と説明する感じで大丈夫です。
正直に書くことが、信頼される第一歩です。
「つい」や「うっかり」という表現も使えますが、できれば具体的に説明するとより誠実な印象になります。
③ 反省していること
ここでは、「自分の行動がどんな影響を与えたか」を考えて書きます。
この部分では、「なにが悪かったのか」「どんな気持ちになったか」を自分の言葉で表現しましょう。
④ これからどうするか
反省文でとても大事なのが、「これからはどうするのか」を書く部分です。
先生は、ただ謝るだけでなく、「今後同じことをしないためにどうするのか」を知りたいと思っています。
このように、「具体的な行動」を書くと説得力がアップします。
気持ちだけでなく、行動の変化を示しましょう。
⑤ しめの言葉
最後に、もう一度謝罪の言葉や、これから気をつける意志を短くまとめて書きます。
丁寧にしめくくることで、文章全体が引き締まり、誠意がしっかり伝わります。
高校生のスマホ使用の反省文例（400文字）
ここでは、よくあるシチュエーションに合わせて、400文字程度の反省文を2つのパターンで紹介します。
パターン①：通知が気になるスマホを見てしまったケース
このたびは授業中にスマートフォンを使用してしまい、大変申し訳ありませんでした。
授業中にLINEの通知音が鳴り、ついその内容が気になってスマホを確認してしまいました。
たった数秒のつもりでしたが、授業を中断させる結果となり、先生にも周りのクラスメイトにも迷惑をかけてしまったことを反省しています。
本来、授業中はスマホの電源を切っておくべきでしたし、そもそも通知が鳴らないように設定しておくべきでした。
自分の注意の甘さと、学校のルールを軽く考えていたことに対して深く反省しています。
今後は授業が始まる前に、必ずスマートフォンの電源をオフにし、かばんの中に入れて手を触れないようにします。
また、授業に集中できるよう、前よりも意識してノートを取ったり、積極的に聞こうとする姿勢を大切にします。
今回のことをきっかけに、自分の行動をふり返り、ルールを守る意識をしっかり持って生活していきたいと思います。
パターン②：ゲームを開いてしまったケース
授業中にスマートフォンを使用し、しかもゲームアプリを開いてしまったことについて、深く反省しています。
授業の内容に集中できず、なんとなく退屈に感じてしまい、その場の気のゆるみからスマホを取り出し、ゲームを起動してしまいました。
一度手に取ったら止められず、授業にまったく集中していなかった自分の行動は、非常に軽率であり、社会人になっても通用しない態度だと痛感しています。
授業を真剣に聞いている周りの生徒たちの迷惑になったこと、そして、先生のご指導を無視したような行動を取ってしまったことを、本当に申し訳なく思っています。
今後は同じことを繰り返さないように、授業の前にスマートフォンの電源を必ず切り、かばんの中にしまうよう徹底します。
また、授業に興味を持つ努力や、自分の集中力を高める工夫も意識していきます。
今回の出来事を無駄にせず、今後はルールとマナーを守り、自分の行動に責任を持てる高校生を目指します。
高校生のスマホ使用の反省文例（1000文字）
1000文字の反省文を2つのパターンでご紹介します。
パターン①：繰り返しスマホを注意された後の反省文
このたびは、授業中に再びスマートフォンを使用してしまい、大変申し訳ありませんでした。
以前にも先生から「授業中のスマホ使用は禁止」とはっきり注意されていたにもかかわらず、また同じようなことをしてしまい、自分の行動を深く反省しています。
今回は、LINEの通知音が鳴ったのをきっかけに、そのまま内容が気になって確認してしまいました。ほんの数秒のつもりでしたが、気がつけば画面を見続けてしまい、授業中に先生に見つかってしまいました。
自分の中では「1回くらいなら大丈夫だろう」と油断していた部分があり、前回の注意が全く活かされていなかったことに気づいて、非常に情けない気持ちになりました。
授業を受けている以上、その場の空気を乱さず、集中して参加するのが当たり前なのに、自分の軽率な行動で授業の流れを止めてしまい、先生にも、真面目に取り組んでいるクラスメイトにも、迷惑をかけてしまったことを本当に申し訳なく思っています。
学校にはルールがありますが、それを「守らされるもの」ではなく、「みんなが気持ちよく過ごすために守るもの」として考えるべきだったと、今になって思います。
今後は、授業が始まる前にスマートフォンの電源を完全に切り、手元から離してかばんの奥にしまうようにします。さらに、もし通知が気になるのであれば、事前に通知設定そのものをオフにするなど、しっかりと準備をして授業に臨むようにします。
また、自分が思っていた以上にスマホに依存していることにも気づいたので、日常生活でも使いすぎを見直し、学校以外の時間も含めて、スマートフォンとの向き合い方を改善していきたいと考えています。
今回の件をきっかけに、学校生活における責任や、信頼の大切さを改めて実感しました。
これからは言葉ではなく行動で信頼を取り戻せるよう、毎日の過ごし方を見直して、少しずつ成長していきます。
二度と同じことを繰り返さないようにします。本当に申し訳ありませんでした。
パターン②：グループでのやりとり中に使用していたケース
授業中にスマートフォンを使用し、しかも友人とのグループLINEでやりとりをしていたことについて、深く反省しています。
学校のルールでは「授業中のスマホ使用は禁止」とされており、それを知っていながら違反してしまったこと、また自分ひとりだけでなく複数人を巻き込んでしまったことに対して、強く責任を感じています。
最初は、休み時間にやっていたグループの話題の続きを軽い気持ちで送っただけでしたが、それをきっかけに何人かが反応して、授業中にもかかわらずやりとりが続いてしまいました。
今考えると、それがどれだけ授業の妨げだったか、また先生の信頼を裏切る行動だったかがよくわかります。
授業は先生が一生懸命準備してくださっている大切な時間であり、それを軽んじるような態度を取ってしまったことは、本当に失礼な行為だったと思います。
さらに、自分の行動がきっかけで他の友人たちも注意されることになり、申し訳ない気持ちでいっぱいです。もし自分が最初に送らなければ、誰も注意されることはなかったかもしれません。軽はずみなメッセージが、周りにどれだけ迷惑をかけることになるか、もっと深く考えるべきでした。
今後は、学校にいる間はスマートフォンを完全にかばんにしまい、授業中はもちろん、休み時間でも使わないよう心がけます。特に授業中は電源を切って、使えない状態にしておくことで、そもそも手に取らないように自分で工夫していきたいと思います。
また、グループLINEなどでのやりとりも、学校の時間中には絶対にしないという意識を、グループ内でも共有し、軽い気持ちで授業を妨げないように注意し合っていきたいと考えています。
今回の出来事をきっかけに、自分の行動が他人にどう影響するかを考える力や、場面ごとに適切な判断をする力をもっと身につけなければならないと感じました。
信頼を失うのは一瞬ですが、取り戻すには時間がかかります。そのことを忘れずに、これからは責任ある行動を意識し、先生や友人からの信頼を少しずつでも取り戻していけるよう努力します。
本当に申し訳ありませんでした。
高校生のスマホ使用の反省文例（1200文字）
1200文字の反省文を2つのパターンでご紹介します。
パターン①：繰り返しスマホを注意されたケース
このたびは、授業中に再びスマートフォンを使用してしまい、大変申し訳ありませんでした。以前にも先生から注意を受けていたにもかかわらず、同じ過ちを繰り返してしまったことを、心から反省しています。
今回は、授業中にLINEの通知が鳴り、その内容が気になってついスマートフォンを取り出してしまいました。確認だけのつもりでしたが、そのまま返信をしてしまい、結果的に先生に気づかれ、スマートフォンを没収されることになりました。
本来であれば、以前注意されたときに深く反省し、二度とこのようなことがないように行動を改めるべきでした。しかし実際には、時間が経つにつれて気のゆるみが出てしまい、「少しくらいならバレないだろう」と軽く考えていた自分がいたことを、今は本当に情けなく思っています。
授業中のスマートフォン使用は、先生の話を中断させ、周囲のクラスメイトの集中力を妨げてしまいます。今回の私の行動によって、先生は授業を止めて対応せざるを得なくなり、真剣に学ぼうとしていた友人たちの時間を奪ってしまいました。それがどれほど迷惑で、失礼なことだったのかを、改めて強く実感しています。
また、先生に対しての信頼も大きく損ねてしまいました。注意されても改めず、再び同じことをするというのは、先生の言葉を軽く見ているのと同じです。私自身はそんなつもりはなかったとしても、行動としてそう見えてしまうことがどれほど失礼なのか、今回の出来事を通して深く理解しました。
さらに、私は普段からスマートフォンを長時間使ってしまう傾向があり、それが日常生活にも悪い影響を与えていることに気づいています。通知が鳴れば反射的に確認してしまう、時間を決めても守れないなど、スマホに自分の時間をコントロールされている感覚があります。今回の出来事は、そのような自分の弱さとも向き合うきっかけになりました。
今後は、まず学校では確実にスマートフォンの電源を切り、かばんの奥深くにしまうようにします。授業中に気を取られないよう、通知設定も事前にオフにしておく習慣をつけます。そして、自宅でも使用時間を制限し、学習時間と娯楽のメリハリをしっかりとつけ、スマートフォンに依存しない生活を目指します。
さらに、今回の反省をしっかりと行動で示していくために、普段の授業態度や学校生活全体を見直します。自分が信頼を取り戻すには時間がかかると思いますが、それでも一つひとつの行動を丁寧に積み重ねることで、先生や友人たちに対して「本気で変わろうとしている」と伝わるように努力していきたいです。
今後の人生でも、ルールを守ること、自分の行動に責任を持つこと、信頼を大切にすることは非常に重要だと思います。今回の出来事を単なる反省で終わらせず、これを機に、自分自身をよりよい方向に変えていくきっかけにしたいと考えています。
このような機会を与えてくださった先生にも感謝しつつ、二度と同じことを繰り返さないよう、自分を律していきます。本当に申し訳ありませんでした。
パターン②：授業中にスマホでゲームをしてしまったケース
授業中にスマートフォンを取り出し、ゲームをしてしまったことについて、深く反省しています。
学校では授業中のスマートフォン使用は禁止されており、それは生徒全員が知っている常識だと思います。にもかかわらず、自分の軽率な行動によって、先生の授業を妨げてしまい、クラスの雰囲気を乱してしまったことを、本当に申し訳なく思っています。
今回の出来事は、ちょうど授業の中盤で、内容に集中しきれず、少し気が散ってしまっていた時間帯でした。私はその瞬間、机の中に入れていたスマートフォンを取り出し、何気なく開いたゲームアプリを起動してしまいました。最初は「ちょっとだけ」「1分だけなら大丈夫だろう」と思っていたのですが、気がつけば数分間画面を見続けてしまっており、先生に見つかるまでやめることができませんでした。
本来、授業は自分の将来のために受けているものであり、先生が一生懸命教えてくださっている時間でもあります。その時間を自分の勝手な理由で無駄にし、さらに授業の流れを中断させてしまったことに対して、自分の甘さと未熟さを強く感じています。
先生の立場になって考えたとき、授業中に生徒がスマートフォンをいじっている姿を見れば、がっかりした気持ちになるのは当然のことだと思います。しかもその内容がゲームだったとなれば、「真剣に学ぶつもりがないのでは」と思われても仕方がありません。
今回の件を通して、私は「ルールを守ること」の意味を表面的にしか理解していなかったことに気づかされました。単に「禁止されているからやらない」ではなく、「なぜそのルールがあるのか」を自分なりに考えることができていなかったのです。授業中にスマートフォンを使うことは、先生や周囲への配慮を欠いた行動であり、学びの環境を壊す原因になります。そのことを深く反省しています。
今後は、まずスマートフォンの使用に関して、自分自身でしっかりとルールを決めます。授業が始まる前には必ず電源をオフにし、かばんの奥にしまうようにします。また、アプリの通知もすべて切り、学校にいる間は一切触れないという意識を徹底します。
さらに、自分が集中できないと感じたときこそ、スマホに逃げるのではなく、ノートを見直す、先生の話をメモに取るなど、「集中を戻す工夫」を自分の中で意識していくことが大切だと感じました。
そしてもうひとつ大切なのは、スマートフォンそのものとの付き合い方を見直すことです。私は普段から家でもスマホゲームに多くの時間を使ってしまっており、勉強中でも手に取ってしまうクセがありました。今回の件をきっかけに、そのような習慣も改め、1日の中で使う時間を決めたり、使用目的を明確にすることで、スマートフォンに流されない生活を心がけていきたいと思います。
最後に、今回の件でご迷惑をおかけした先生方、そして一緒に授業を受けていたクラスの皆さんに、深くお詫び申し上げます。今回の反省を一時的なものにせず、継続して意識し、誠実な行動で信頼を回復できるよう、努力を重ねてまいります。
本当に申し訳ありませんでした。
まとめ
今回は、スマホの使用で反省文を書くことになった高校生に向けて、正しい書き方のポイントと例文をご紹介しました。
反省文は、ただ謝るだけでなく、自分の行動をふり返り、今後どう改善するかを伝える大切なチャンスです。
正直な気持ちと具体的な行動をしっかり書けば、先生にも誠意はきっと伝わります。
もし書き方に悩んだら、この記事のテンプレートや例文を参考にしながら、自分の言葉で書いてみてください。
今回の反省を、前向きな一歩につなげていきましょう。
