合唱コンクールの開会式で行う「実行委員長の挨拶」。
大会の始まりを飾る大事な役割ですが、
「実行委員長として何を話せばいいのか全然分からない…。」
と悩む人も少なくないでしょう。
そこで本記事では、実行委員長の挨拶に盛り込むべき要素と例文を、わかりやすく解説します。
ぜひ参考にして、合唱コンクールを成功させる一歩につなげてみてください。
合唱コンクールの実行委員長挨拶に盛り込む要素

実行委員長の挨拶は、コンクールの雰囲気を決める大切な役割です。
ここでは、挨拶に盛り込むと良いポイントを紹介します。
導入(開会の雰囲気を作る一言)
挨拶の最初は、短くて明るい一言を入れると会場の空気が引き締まります。
例えば、
「いよいよ待ちに待った合唱コンクールが始まります」
といった言葉です。
短い一言でも、これから始まるという気持ちを全員で共有できます。
コンクールの意義・スローガンや背景
次に、合唱コンクールの意味や、なぜこの行事が特別なのかを伝えます。
例を挙げると、
- クラスの仲間と心を合わせて歌うことの大切さ
- 学校の伝統行事として続いてきたこと
などに触れると、参加者の気持ちが高まります。
もしスローガンがある場合は、
「この言葉にはこんな思いが込められています」
と説明すると、一人ひとりが合唱に込める気持ちを意識しやすくなります。
今日への期待や励ましの言葉
ここが挨拶の中心部分です。
内容としては、
「これまでの練習の成果を信じて、自信を持って歌いましょう」
「クラスごとの個性を大切に、最高の合唱を作り上げてください」
など、前向きな言葉を伝えるようにしましょう。
締め(呼びかけ)
最後は元気に、みんなが一体となれるような言葉で締めます。
例えば、
「それでは、ホールいっぱいに素晴らしいハーモニーを響かせましょう!」
「最高の一日にしていきましょう!」
などです。
呼びかけの言葉で終えることで、会場全体が「さあ、始めよう!」という前向きな気持ちになりますよ。
合唱コンクール実行委員長の挨拶例文

合唱コンクールの「実行委員長挨拶」の例文を2つ用意しました。
自分の言葉で挨拶を作るときの参考にしてみてください。
みなさん、おはようございます。
いよいよ待ちに待った合唱コンクールが始まります。
合唱は、一人の力では成り立たない音楽です。
クラスのみんなが心を合わせて歌うことで、初めて大きなハーモニーが生まれます。
私たちの学校でも長く続いてきた伝統行事であり、毎年たくさんの感動を生み出してきました。
今年のスローガンには「心をひとつに、歌声で未来をつなぐ」という思いが込められています。
今日はその気持ちをステージで存分に表してほしいと思います。
これまで練習してきた日々を信じて、自信を持って歌ってください。
そしてクラスごとの個性を大切に、最高の合唱を作り上げてください。
それでは、ホールいっぱいに素晴らしいハーモニーを響かせ、最高の一日にしていきましょう!
みなさん、おはようございます。
本日は、第○回合唱コンクールにご参加いただき、ありがとうございます。
合唱コンクールは、単に歌を競い合う場ではありません。
仲間と声を合わせることで、互いを尊重し合い、協力することの大切さを学ぶ機会でもあります。
今年のスローガン「響け、心ひとつのハーモニー」には、歌声を通じて私たちが一体となり、感動を生み出したいという願いが込められています。
これまでの練習で培った努力や絆を信じて、自信を持ってステージに立ってください。
そして、それぞれのクラスが届ける歌声が、聴いてくださる皆さんの心に響くことを願っています。
それでは、今日という一日が、全員にとってかけがえのない思い出となるよう、精一杯頑張っていきましょう。
まとめ
合唱コンクールの実行委員長挨拶は、会場の雰囲気をつくり、大会のスタートを盛り上げる大切な役割です。
例文をそのまま使っても良いですし、自分の言葉に少しアレンジするだけでも立派な挨拶になります。
大切なのは、「伝えよう」とする気持ちと、前向きなメッセージです。
自信を持って臨み、合唱コンクールの開会式を最高のスタートにしてください。
ちなみに、もし、実行委員長として閉会式で挨拶をする場合は、以下の記事を参考にしてみてください。